小説にオリジナリティを出す2つの方法|独創性のコツは意外な組み合わせ

 

ショウヘイ

どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。

ふーちゃん

ブログアシスタントのふーちゃんです。

 

小説やライトノベルのような創作物には、オリジナリティ(独創性)が必要と言われています。

既存の作品と異質で、さらに面白いとなれば、一気に人気作に登り詰められます。小説投稿サイトで人気になるにせよ、新人賞で受賞するにせよ、オリジナリティは必要不可欠です。

 

今回の記事では、オリジナリティ(独創性)に満ちたアイデアを生むコツに加えて、効率的なアイデア発想方法も紹介します。

 

目次

小説のオリジナリティ(独創性)とは何か

 

まずは、小説のオリジナリティ(独創性)についての定義を確認しておきましょう。

 

オリジナリティの本来の意味は、『その人の独自の考えで生み出された物に宿る性質』です。

他人のアイデアを少し真似していてもいいので、その人なりの工夫が多く施されているなら、オリジナリティ(独創性)があると言えるわけですね。

 

しかし、小説のオリジナリティ(独創性)については、少し意味が違います。

小説では、既存の作品に見られない目新しい要素が含まれていることについて、オリジナリティ(独創性)があると表現します。

その人が自分なりの工夫を重ねたところで、類似する作品が既に存在するなら、オリジナリティ(独自性)があると言えません。

色の違うコーヒー豆

 

 

 

小説にオリジナリティ(独創性)が必要とされる理由

 

小説やライトノベルのような創作物には、オリジナリティ(独創性)が強く求められています。

 

理由の1つは、芸術品や発明品という側面があるからです。

芸術品や発明品は、より優れた物へ改良されない限りは、最初に創られた作品が尊重されます。

産みの苦しみを乗り越えた作者に敬意を払うためです。

ココナラ 著作権

 

 

もう1つの理由は、二番煎じの作品には新鮮味を感じないからです。

言い換えれば、商品価値が薄いということです。

 

新鮮味については、見知らぬ旅先で食べる郷土料理にたとえられます。

はじめのうちは、馴染みのない風味に感動して、何度も味わいたくなるでしょう。

しかし、その旅先に滞在していれば、郷土料理に食べ慣れます。今さら食べたところで、かつての新鮮味など味わえません。

どうせ対価(お金や時間)を払うのだったら、まだ味わったことの無い異郷の料理を食べようとする……それが人の常というものです。

郷土料理

 

 

新鮮味が無いということは、対価を差し出してまで手に入れる価値を感じにくくなるということです。

つまり、商品価値が薄くなるというわけですね。

 

小説・ライトノベル新人賞では、応募作品のオリジナリティ(独自性)が重視されます。オリジナリティ(独創性)の豊かさとは、すなわち商品価値の高さだからです。

多大な経費を払って印刷・出版するのですから、売れない商品を製造しても仕方ありません。

積まれた本

 

 

 

小説で最適なオリジナリティ比率は7:3

 

小説のオリジナリティ(独創性)について考える時に、誰しも「どれくらいの度合いでオリジナリティ(独創性)があれば良いの?」と考えることでしょう。

 

結論から言うと、王道要素が7、オリジナリティ要素が3の比率の時に、最もバランスが良いと考えられます。

 

王道要素とオリジナリティ要素の比率が7:3である時に、読者は「馴染みがあって安心するし、でも目新しい要素もあって楽しい!」と感じやすいようです。

統計データではありませんが、経験に基づく体感の意見です。

天秤

 

 

小説には、オリジナリティ(独創性)が重要です。

しかし、読者にとって全く見慣れない作品を作ってしまったら、受け付けてもらえなくなります。

 

小説のオリジナリティ(独創性)が強いということは、不慣れな刺激が多いということです。

不慣れなことに直面し続けたら、その人は疲れきってしまいます。楽しんでいる余裕なんてありません。

 

たとえるなら、見知らぬ異国に放り出されるようなものです。

想像してみてください。

あなたは、名前も知らないような外国に飛ばされました。現地人と言葉は通じませんし、周囲に知人はいません。

あちらこちらで、日本と違う文化・風習に直面して、何度も戸惑います。心細さとストレスばかりが募ります。

楽しむどころか、理解に努めることだけで手一杯でしょう。

異国

 

 

小説のオリジナリティ(独自性)は、そこそこ含まれていれば良いのです。多ければ多いほどに良い……というわけではありません。

 

心構えとしては、王道要素を軸にしつつ、舌休めとしてオリジナリティ(独自性)を加えるという感じですね。

王道要素は、多くの人々が好み、慣れ親しんでいるものです。物語の基本を王道要素で固めて、そこそこオリジナリティ(独自性)が感じられるように調整しましょう。

そうすれば、読者は『慣れ親しんだ母国で、異国の情緒を楽しめる』という状態になれます。

温泉街

 

 

オススメの比率は、王道要素7:オリジナリティ要素3です。

比率は多少の前後があってもいいですが、王道要素の比が多いようにしてください。

 

王道要素とオリジナリティ要素の配合比で成功している作品例を1つ紹介するならば、個人的には【鬼灯の冷徹】を挙げますね。

【鬼灯の冷徹】は、物語の舞台が地獄です。異国どころか、もはや異界ですね。

【鬼灯の冷徹】の作風は、日本人にとって親しみやすいものです。地獄の観念や世界観は、仏教が浸透している関係で、一般人にも知られています。

主人公を始めとする鬼の登場人物は、みな和装です。まるでサラリーマンのように働いています。森の中で非社会的に生きているゴブリンやトロールよりも、はるかに親しみが湧きますね。

地獄の建物や小道具も、日本に住んでいればどこかで見かけるものばかりです。

 

【鬼灯の冷徹】のオリジナリティ(独創性)は、おどろおどろしい印象のある地獄を明るく喜劇的に描いている点でしょう。ここに、強烈な意外性が生まれています。

さながら、地獄観光を楽しんでいる気分になれますね。

 

 

 

小説にオリジナリティ(独創性)を出す2つの方法

 

ショウヘイ

ここからは、小説についてのオリジナリティ(独創性)あふれるアイデアを生み出す方法を紹介します。

 

 

方法1:異なる属性を組み合わせる

 

オリジナリティ(独創性)の側面の1つは、相いれない要素が組み合わせることで生まれる意外性です。

 

具体例の1つは、トカゲと鳥ですね。

トカゲは、地を這う爬虫類。鳥は、空を翔ける鳥類。両者には、大きな違いがあります。似ても似つきません。

それでは、トカゲと鳥が組み合わさったら、何が生まれるでしょうか。翼の生えた空飛ぶトカゲ……すなわちドラゴンです。

相いれない存在が組み合わさり、両者の強みを活かすことで、上位の存在であるドラゴンが生まれました。

ドラゴン

 

 

やり方は、とても簡単です

 

まずは、あなたが書いてみたい小説の要約を書き出してください。

『勇者が魔王を倒す物語』でも『異世界召喚された一般人が大活躍する物語』でも『魔術の発達した世界の学園都市で、主人公が活躍する物語』でも、なんでも構いません。

 

次に、小説の要約から、重要な要素を抜き出してください。

たとえば、『勇者が魔王を倒す物語』ならば、【勇者】と【魔王】と【勇者と魔王が対決する】が重要な要素です。

 

今度は、抜き出した要素の1つを選んで、その要素を構成する《属性》を書き出してください。

たとえば、【勇者】を構成する《属性》は、次のようなものが挙げられますね。

【勇者】を構成する《属性》

人間、選ばれし者、貴種、剣術、魔法、特殊能力、勇気、勇敢、慈愛、正義、公正、自己犠牲、肉弾戦、魔王を憎む

 

 

それでは、要素を構成する属性の1つを選んで、《反対属性(または異質な属性)》を並べていってください。

先ほどの【勇者】の場合でしたら、《反対属性(または異質な属性)》は、次のような感じですね。

【勇者】を構成する《反対属性》

亜人、落伍者、下賤、毒殺、暗殺、呪術、臆病、慎重、残虐、悪、贔屓、自己主義、影打ち、魔王が好き

 

 

あとは、もとの【要素】に《反対属性(または異質な属性)》を付けてみて、面白そうな組み合わせが生まれるか実験するだけです。

実際にやってみましょうか。

 

意外そうな組み合わせだと、【勇者】と《毒殺》や《暗殺》ですね。どんな汚い手を使ってでも敵を倒す勇者と言ったところでしょうか。

パッと思いついた具体例は、【六花の勇者】の主人公アドレット・マイアです。剣も扱えますが、秘密道具を使った攪乱や不意打ちを多用します。

敵を倒すためなら、どんな邪道な戦法だろうと採用するでしょう。

 

 

また別の組み合わせだったら、【勇者】と《臆病》や《慎重》も面白そうですね。

本当は臆病なのに嫌々ながら勇者を務めているとか、戦うには戦うが恐ろしく慎重といった感じでしょうか。

やたらと慎重すぎて、いっそ病的にすら思える勇者だったら、【この勇者が俺 TUEEE くせに慎重すぎる】が具体例に挙げられそうです。

 

ついでに、【魔王】の方も実験してみましょう。

【魔王】の《反対属性(または異質な属性)》は、次のような感じですね。

魔王】の《反対属性(または異質な属性》

最弱の魔物(スライムなど)、子供、下僕、奴隷、労働、平和主義、博愛、勇者好き

 

 

魔王主人公の代表例と言えば、【はたらく魔王さま!】です。《労働》という属性を組み合わせた結果ですね。他人に使われるアルバイターという意味では、《下僕》という属性も入っています。

 

 

《平和主義》や《博愛》、それと《勇者好き》だったら【まおゆう魔王勇者】が該当しそうですね。

 

 

 

方法2:能力に制限を掛ける

 

オリジナリティ(独創性)あふれるアイデアを生み出す2つ目の方法は、登場する人物(特に主人公)の能力に制限を掛けることです。

 

ゲームの楽しみ方の1つに、『縛りプレイ』というものがあります。

必殺技の使用禁止・回復アイテムの使用禁止・通常移動の禁止など、あえて選択肢をせばめることで、創意工夫の余地を生み出す遊び方ですね。

操作方法が縛られれば縛られるほど、プレイヤーは、ダンジョンの潜入方法や敵の倒し方を研究しなければいけません。禁止行為を避けるために、一見すると変な行動を繰り返す必要もあります。

普通に遊び方と比べたら、とにかく異様です。だからこそ、視聴者が予測不可能な場面が展開されて、意外性に満ちた刺激を楽しめるわけですね、

ゲーム実況者

 

 

『縛りプレイ』の発想そのものは、小説・ライトノベルのような物語媒体でも活用できます。

制限の対象は、主人公の能力世界の法則などです。あえて制限を付けることで、物語の展開に不規則さが混ざるようになります。

 

能力制限の設定が使われている主人公の具体例は、【とある魔術の禁書目録】の主人公である上条当麻です。

あらゆる超常の力を打ち消す特異な右手『幻想殺し』を持っていますが、それ以外は平凡な高校生です。右手以外には『幻想殺し』は働かないので、魔術攻撃が胴体に直撃することもあります。

敵に攻撃する時は、どうにかして懐に飛び込む必要があります。また、敵が物理的な凶器(銃や刃物など)を持ち出して来たら逃げるしかありません。

 

 

 

小説のオリジナリティ(独創性)は、意図的に付けるべし

 

小説・ラノベのオリジナリティ(独創性)は、『作者が意図して付ける』ことを心掛けるべきです。

オリジナリティ(独創性)を自分の才能や個性に頼るなということです。

 

小説家・ラノベ作家という職業は、一般的には、風変わりと思われています。職業人口では、少数派です。

あなたの身の周りで、本業として小説家・ラノベ作家を目指している人数は、片手の指で足りるのではないでしょうか。

1つだけ黄色に光るキューブ

 

 

周囲の人々から見れば、あなたは個性的かもしれません。

しかし、志望者も含めた何百万人という小説家・ラノベ作家と比べたら、没個性になります。

 

風変わりな自分が作れば、自然とオリジナリティ(独創性)あふれる物語になるだろう……そんな考えは、ただの自惚れです。一種のナルシストです。

ナルシスト

 

 

一般人から見れば、小説家・ラノベ作家は、風変わりな人です。その風変わりな人たちの作品と比べて、さらに風変わりな作品を自然と生み出せるということは、その作者は常人ではありません。

先天的であれ後天的であれ、良くも悪くも、作者の精神は狂人の域に達しています。

 

あなたの今までの人生を思い返してみてください。

キチガイと罵られたことはありますか? 頭がイカれていると嘲笑われたことはありますか? 変人として精神病院の受診を勧められましたか? 現実と妄想の区別がつかないことが多々ありますか?

もしそうなら、あなたは先天的な狂人です。あなたが作り出す作品には、必ず独創性(オリジナリティ)がもたらされます。

あなたの言動が人々の利益につながるのであれば、天才として称賛されることでしょう。

アインシュタイン

 

 

普通の人と異なる人生経験を積んだから、個性的になったのだ……そう考えているのでしたら、思い返してみてください。

幼少期は、飢餓や暴力などによって、常に命の危機に瀕していましたか? 5年以上も続くような拷問生活に耐えた経験はありますか? 実生活に支障が及ぶほどの恐怖症に何十年も苦しんでいても、一般人と同じように学校や会社に行っていますか?

もしそうなら、あなたは後天的な狂人です。尋常ならざる苦痛の経験は、あなたの思考と価値観を個性的に作り変えました。もはや、普通の人々と同じ道を歩かなくなります。

生死の境界を何千回とさまよっても、それでも生きることを選び続けられる忍耐力と生命力は、あなたに人生における偉業を達成させるでしょう。

 

ショウヘイ

自然とオリジナリティ(独創性)あふれる作品を生み出せる作者は、良くも悪くも、精神が狂っています。

先天的な原因であれ、後天的な原因であれ、普通の人生を送っている人々には到達できない境地です。

ふーちゃん

狂人という表現が適切かどうか分かりませんが、能力や発想が桁外れの人たちは、何かしら一線を越えています。

精神の根本から、常人とは何か違うようです。

ショウヘイ

自分のことを『小説家・ラノベ作家になることを目指している個性的な人』くらいに思っているだけなら、作品に意図してオリジナリティ(独創性)を付けることを心掛けてください。

そうしなければ、数えきれないほど存在する作品群からは抜け出せません。

 

 

 

小説にオリジナリティ(独創性)があるかどうか確認する方法

 

あなたが構想している小説・ライトノベルにオリジナリティ(独創性)があるかどうかを確認するには、物語の筋書きを 50 文字程度にまとめてみる方法が効率的です。

つまり、物語の要約を書いてみるわけです。

メモを書く

 

 

物語の要約は、物語の特徴売りを端的に表現したものです。

要約にオリジナリティ(独創性)が含まれているのならば、その要約を下地にして作られた作品は、オリジナリティ(独創性)あふれるものになる見込みがあります。

言い換えれば、試しに書いてみた要約にオリジナリティ(独創性)を感じなければ、わざわざ手間暇をかけて作品化する価値は無いということです。

 

小説・ライトノベルの出来不出来は、実際のところ、構想段階で9割以上が確定します。

快適な間取りで、かつ地震に強い建物を造れるかどうかは、設計図の段階で決まることと同じです。

始めを間違えれば、それ以降の全てを間違えます。

 

ショウヘイ

上記の話は、小説の物語コンセプトに関するものです。

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ふーちゃん

小説・ライトノベルの良し悪しを決める評価項目としては、作者の筆力……すなわち巧みな文章を作る技術は、あまり重要視されなくなってきています。

中学生でもストレスなく読める分かりやすさが備わっていれば、それで充分なんですよ。

中学生

 

 

 

小説の良質なアイデアを生み出す方法

 

ショウヘイ

小説のオリジナリティ(独創性)を生み出す話のついでに、少しだけ、アイデアの作り方についても紹介しておきます。

ふーちゃん

なお、小説のアイデアの作り方を詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。

アイデアの作り方に加えて、効率の良いネタ集めの方法も紹介していますよ。

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ステップ1:とにかく知識・経験を積み重ねる

 

アイデアとは、あなたが既に持っている複数の記憶が組み合わさって生まれるものです。

おちまさと氏(テレビ番組プロデューサー)の表現を借りるなら、アイデアとは記憶の複合体です。無から有が生まれるわけではありません。

 

どんどん良質なアイデアが生まれるようにしたいのなら、話は簡単です。

『まだ自分の中に無い知識・経験』を地道に積み重ねていってください。

これがアイデアづくりの本質です。

知識・経験を集める具体例

  • さまざまな教科書・実用書・百科事典を読む。
  • 数多くの小説・漫画・映画を眺める。
  • 異なる職業を体験する。
  • 異国の地を訪れる。
  • 未体験の出来事に直面する。

本

 

 

ステップ2:リラックス出来る趣味の時間を設ける

 

人間の意識は、顕在意識と潜在意識の2つに大別できます。

 

顕在意識は、私たちが普段から認識できる思考・感情が働く領域です。

潜在意識と比べる時は、氷山の一角に たとえられます。

氷山の一角

 

 

潜在意識は、顕在意識以外の意識です。人間意識の9割以上を占めていると考えられています。

五感から伝わって来たけれど顕在意識に拾われなかった情報は、潜在意識に蓄えられます。また、すでに顕在意識が忘れてしまった過去の体験も、すべて潜在意識に蓄えられています。

人間の言動は、潜在意識に影から支配されていると言っても過言ではありません。

脳

 

 

良質なアイデアは、意図しない時に起こるものです。

たとえば、散歩していたり、趣味に没頭していたりなど、脳がリラックスしている場合ですね。

温泉に入浴する女性

 

 

脳がリラックスしている時は、顕在意識と潜在意識の境界が薄くなります。

すると、潜在意識で生まれていたアイデアは、ポンッと顕在意識に飛び出してきます。

これがひらめきと呼ばれている現象です。

ひらめき

 

 

アイデアとは、顕在意識でアレコレと考えている時に生まれるものではありません。

 

アインシュタインを始め、ベートーベン・ダーウィ・フロイトなど、各界で天才と名高い人物たちは、散歩を日課にしていました。

研究のことから離れて、頭を空っぽにしてリラックス出来る時間を作ることで、潜在意識に渦巻いているアイデアを引き出しやすくしていたわけです。

実際のところ、散歩には、脳内伝達物質のセロトニンの分泌量を増す効果があります。足を動かすことで血の巡りが良くなり、脳に血が行き渡りやすくなる効果もあります。

散歩

 

 

小説のアイデアの元となる知識・経験を詰めこんだら、時には純粋な趣味の時間を設けて、たっぷりと脳をリラックスさせてあげてください。

たっぷりと勉強して、たっぷりと休む。アイデア発想の極意です。

本を閉じて目を閉じる女性

 

 

 

小説にオリジナリティ(独創性)を出す方法のまとめ

 

まとめ

  • 創作業界で言われるオリジナリティ(独創性)とは、『既存の作品に見られない目新しい要素』という意味。
  • 小説・ライトノベルは、芸術品や発明品という側面がある。より優れた物へ改良されない限りは、最初に創られた作品が尊重される。
  • 小説・ライトノベルの面白さは、新鮮味が深く関わっている。二番煎じの物語には、読者は新鮮味を感じないので、面白くないと判断する。
  • オリジナリティ(独創性)に優れた物語は、商品価値が高いことを意味する。出版社の新人賞でオリジナリティ(独創性)が重視される理由は、商品として売れる見込みがあるから。
  • 王道要素とオリジナリティ要素の比率は、7:3ガオススメ。馴染みある舞台で未体験の出来事に触れられる時、読者は安心しながら刺激を楽しめる。
  • オリジナリティ(独創性)が強すぎると、読者は刺激過多によって疲れてしまう。それは、言葉の通じない異国に投げ込まれることに等しい。
  • 相いれない要素を組み合わせられた時に、強い意外性が生まれる。それが今までにないものであればあるほど、オリジナリティ(独創性)が高くなる。
  • 主人公や世界の法則に縛りを設けることで、登場人物は試行錯誤が求められるようになる。縛りがキツイほど、読者が予測できない展開につながりやすくなるので、結果的にオリジナリティ(独創性)が生まれる。
  • 構想中の小説・ラノベにオリジナリティ(独創性)があるかどうかは、物語の筋書きを 50 文字程度で表現してみることで確認できる。
  • 物語の要約にオリジナリティ(独創性)を感じなければ、それを下地にして作られた本編には、オリジナリティ(独創性)は宿らない。
  • アイデアは、すでに頭の中に入っている記憶が結び合って生まれるもの。大前提として、多くの知識・経験が積み重なっていなければならない。
  • ひらめくような良質のアイデアは、潜在意識から顕在意識へアイデアが押し上げられた時に生まれるもの。散歩したり趣味に没頭したりなど、脳が無思考でリラックスできている時に、アイデアは潜在意識から押し出される。
  • 手作業で新たなアイデアを生み出した場合には、ブレインダンプとマインドマップがオススメ

 

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