どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。
ここ数年、チャットノベルという新しい型の小説が広まってきています。
まだ知らない人のために補足すると、チャットノベルとは、 LINE でチャットするように『登場人物の会話』で構成されている小説です。地の文もありますが、必要最低限しか使いません。
短文の口語メッセージが繰り返されるので、すいすいと読み進められることが特徴ですね。小説の文章作法を学んでいない人でも、気軽に物語を作れることも魅力の1つです。
チャットノベルと言っても、執筆方法は、従来の小説と同じです。キーボードかタッチパッドの違いはあれど、手打ち入力が基本です。
しかし、口語メッセージの多いチャットノベルの特色を活かすなら、音声メモアプリを利用した執筆方法がオススメです。
今回の記事では、チャットノベルの執筆に音声メモアプリを活用する方法を説明した後、オススメの音声メモアプリを紹介します。
音声メモアプリとは
まだ音声メモアプリについて知らない人に向けて、どんなアプリなのか説明しておきますね。
音声メモアプリとは、自分が発した言葉(音声)を読み取って、自動的に文字に変換して記録してくれるサービスのことです。
音声メモアプリの利用メリットは、メモの手軽さと音声の自動文字起こしですね。
キーボードやタッチパッドを叩いて文字を入力する手間に比べると、3倍以上の速度でメモを取り終わります。さっとアプリを立ち上げて、パパッと喋って、それでメモ完了です。
また、ボイスレコーダーと違って、あとで文字起こしする必要がありません。即座に文字変換してくれるので、あとで記録音声を再生してメモ帳に……なんて手間を省けます。
チャットノベルと音声メモアプリは相性バツグン
チャットノベルの特色は、短文の口語メッセージで構成されていることです。
口語の文章は、頭の中の思考を文字に起こすことでも書けます。
しかし、実際の会話の内容に比べると、どうしても文語に寄ってしまいがちです。
また、実際の会話に見られる独特の『無駄な言葉』や『思考の間』が抜け落ちやすくもなります。悪い意味で無駄が削れてしまうのです。
そこで、音声メモアプリの登場です。
音声メモアプリを起動して、登場人物になりきって話すことで、実際の会話に近い内容の文章を記録できます。
机の前から離れて、役者のように登場人物の身振りを真似すれば、より現実味のある会話内容を描きやすくなります(動きやすいよう、イヤホンマイクを接続したスマホをポケットにでも収めましょう)。
より気軽なチャットノベル執筆を楽しみたいなら、寝る前の妄想を音声メモアプリで記録するという方法もオススメです。
キーボードやタッチバッドの手入力と違い、薄暗い部屋で目を瞑っていても、妄想の会話内容を記録&文字起こしできます。空想にニヤニヤしつつ、そのまま快適な眠りに入れることでしょう。
スマホの電源を切り忘れないように、本体のスリープタイマーと併用するといいでしょう。
音声メモアプリで会話内容を録音&文字起こし出来たら、あとはチャットノベルトの編集画面に会話内容を書き写していくだけです。
忠実に書き写す必要はありません。読み物として冗長なように感じたら、その都度 書き直してください。もちろん、口語らしさが失われないように注意しましょう。
チャットノベルの執筆に役立つ音声メモアプリ
チャットノベルの執筆補助のみならず、日常生活の利便性を高めることも考慮すると、 Google keep がオススメですね。
Google keep には、音声メモ機能以外にも、文字や画像などを手軽に貼り付けられる機能が豊富にそろっています。
アイデア記録アプリとして有名な evernote と違う点は、優れたユーザーインターフェイス(操作画面)です。
作成したメモデータは、それぞれがメモ用紙風のアイコンとして、トップ画面で一覧表示されます。不要になったメモデータは、アイコンを右にスワップすることで、アーカイブ(不要データ置き場)に隠せます。
YouTube に Google keep の使用方法を説明した動画が載っていましたので、こちらを参考にしてください。
音声の入力方法ですが、通常のメモ機能の音声入力を使った方がいいですね。
というのも、個別にある音声メモ機能は、音声を連続で入力していないと、勝手に録音を終了して保存してしまうからです。
通常のメモ機能は、スマホ画面の左下から開きます。
メモ入力欄が開いたら、マイクアイコンを選びます。
音声入力が可能になるので、あとはチャットノベルで書きたい会話をスマホに吹き込んでいくだけです。
音声入力を進めていく時は、改行・句読点・カッコ書き「」が必要になりますよね。
以下に特殊な入力の対応セリフを載せておくので、参考にしてください。
- 改行したい場合
- セリフ「かいぎょう」
- かぎカッコ「 を入力したい場合
- セリフ「かぎかっこ」
- かぎカッコ」を入力したい場合
- セリフ「かぎかっことじ」
- 句点。を入力したい場合
- セリフ「くてん」
- 読点。を入力したい場合
- セリフ「とうてん」
- 驚嘆符!を入力したい場合
- セリフ「びっくりまーく」
- 疑問符?を入力したい場合
- セリフ「はてな」
ちなみに、メモ帳の音声入力を使うだけなら、初期搭載のメモアプリや evernote でも可能です。
今回は音声入力以外の利便性も考慮して、 Google keep をオススメしました。