小説・ラノベのキャラクターの作り方|キャラ設定シート&アプリも紹介

キャラクター

 

どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ(@shohei_creator)です。

 

物語を作るためには、キャラクターの存在が欠かせません。

愛情を持ってキャラクターを作りこむなら、単なる記号の寄せ集めだったり、無個性の薄っぺらい存在にしたくないですよね。

 

そこで、まるで生きた人間のように、厚みと深みのあるキャラクター設定の作り方を紹介します、

 

 

なお、主人公の設定の作り方について、個別記事を設けています。

小説・ラノベの主人公の作り方について詳しく知りたい場合は、こちらの記事も ご覧ください。

小説・ラノベの主人公設定の作り方|読者が好む主人公の4つの型とは

2018.12.27

 

おとぎ話の女主人公に見られる新アーキタイプ『ヴァージン』について、個別記事を作成しました。女主人公を動かしたい時には、役立つ内容です。

新アーキタイプのヴァージンとは|小説・ラノベの女主人公の設定論

2019.01.01

 

小説・ラノベのヒロインキャラクターの作り方については、こちらの記事を参考にしてください。

小説・ラノベのヒロイン設定の作り方|魅力的なキャラになる4つの型

2019.01.16

 

キャラクターの名前を決める時に役立つサイト情報については、こちらの記事にまとめています。

キャラクターの名前を決める時に役立つサイト4選|人物名が丸わかり

2019.01.15

 

 

目次

小説・ラノベのキャラクター設定の4柱

 

はじめに、キャラクター創作の全てに関わる、4つの柱を説明します。

 

キャラクター創作の4柱
  • カタルシス
  • 共感と感情移入
  • 対立
  • 対比

 

 

キャラクター設定の柱①:カタルシス

 

物語創作の目的は、キャラクターの体験を通して、読者の願望を擬似的に叶えて、読者を満足させること・・・・・・すなわちカタルシスを得させることです。

 

キャラクターについても『いかに読者にカタルシスを与えるか』ということを意識して、キャラクター設定を組むことが基本となります。

読者がカタルシスを得るためには、キャラクターの体験は当然ながら、キャラクターに共感して感情移入できることが必須です。

 

カタルシスについては、人気な小説・ラノベの特徴はカタルシス|売れる物語の共通点にて、詳しく説明しています。

人気な小説・ラノベの特徴はカタルシス|売れる物語の共通点

2016.04.23

 

 

 

キャラクター設定の柱②:共感と感情移入

 

読者が物語を通してカタルシスを得るには、まずはキャラクター(特に主人公)の感情に共感して、感情移入してもらわなければ始まりません。

読者がキャラクターに強く共感できるほど、深く感情移入できるほど、得られるカタルシスは増大します。

読後の勧奨に浸る女性

 

 

 

キャラクター設定の柱③:対立

 

物語は、何かしらの対立構造があって、はじめて動き出します。

 

複数のキャラクターが同じものを奪い合えば、そこに対立が生まれます。

外部の対立から、殴り合い、銃撃戦、作戦会議、スパイの派遣、殺し屋の暗躍、根回し、情報操作、罠の設置、協調、裏切りなど、さまざまな展開が生まれます。

多くのキャラクターの利害が絡めば、深みのある人間模様が描けます。

 

対立関係は、同一人物の心の中でも起きます。相反する感情の対立です。

たとえば、報酬欲と恐怖の板挟みです。とある物を手に入れたいが、それを手に入れるために大きな危険を冒さねばならない。強烈な葛藤が生まれます。

己の恐怖心を乗り越えて、勇敢な行動に出る『キャラクターの成長』は、読者を感動させる物語に欠かせません。

 

物語において、対立構造は、キャラクターによって作られます。

物語に対立をもたらさないキャラクターは、不要な存在です。

チェス

 

 

 

キャラクター設定の柱④:対比

 

キャラクターを『個性ある存在』として描くためには、そのキャラクターと対比する『異質な存在』が欠かせません。

 

いわゆる美男子や美少女は、外見のみ注目すれば、目立つ存在と言えます。

しかし、大人数の美男子や美少女が集まるアイドルグループに加入すれば、途端に没個性化します。

 

白の『白々しさ』は、隣に赤や黒を置けば、際立ちます。

同様に、キャラクターの個性は、対比できる異質なキャラクターがあって、より鮮やかに描き出せます。

白黒紅

 

 

 

小説・ラノベのキャラクター設定の一般論

 

主人公、ヒロイン、脇役、悪役を問わず、全てのキャラクター作りに役立つ一般論を説明します。

 

 

キャラクター設定に欠かせない7要素

 

人物の設定を作り込む時は、次の7要素を考慮しましょう。

人物設定の7要素
  • 表向きの顔と性格:普段の表情や口調、癖や習慣、外形と仕草。他人から見て、すぐに分かる特徴。
  • 過去の経験:物語が始まる前、その人物が経験してきた全ての出来事。現在の人物形成に深く関わる。
  • 心の闇:人物の心の奥底に潜む、負の側面。劣等感、嫉妬、欠点、恐怖症、トラウマ、憎悪、厄介な衝動など。その人の認識や思考、価値観、選択、行動に影響を及ぼす。
  • 成長的な変化:物語の体験による学びと成長。その人物にとっての困難を克服することで、どのような成長を遂げるのか。
  • 世界観:その人にとっての世界の見え方。価値観や信念体系、倫理観や宗教観、死生観、幼少期に受けた教育、過去の経験から得た教訓などを総合的に反映している。
  • 動機:大きな代償や困難に負けず、目的を達成したがる理由。
  • 決断と行動:上記6つの要素を総合的に反映した結果、人物が起こす言動。

 

 

 

キャラクター設定の3つの次元を固める

 

キャラクター設定は、次の3つの次元に分けられます。

人物設定の3つの次元
  1. 第1次元:表面的な態度、癖、習慣
  2. 第2次元:思考、価値判断、打算
  3. 第3次元:本音、衝動、世界観

 

 

キャラクター設定の第1次元:表面的な態度、癖、習慣

 

第1次元は、姿や行動など、周囲の人々が目て見て分かる要素です。

第1次元の具体例

髪型や化粧、服装、表情、態度、声色、口癖、仕草、癖、習慣、好きな食べ物、好みの音楽、趣味、発言、持論、偏見、行きつけの場所、所有している物品

 

 

第1次元の要素は、あくまでも、表面的に見せている姿です。どのような思考や打算(第2次元の要素)があるのか、見た目で分かりません。また、その人の本音や本心(第3次元の要素)を表しているとも限りません。

 

たとえば、猫を嫌う20代の男性がいるとします。大人しくて人懐っこい猫であっても、足元に近寄られたら、シッシッと追い払います。

周囲の人々から見れば、猫を嫌う男性の姿は、どこか冷淡な印象を受けるでしょう。男性が猫を嫌う姿は、第1次元の要素です。

 

しかし、男性が猫を怖がる理由は、子どもの頃、近所の猫に触ろうとした時、手を猫に噛まれたからです。この時、男性の心に猫に対する恐怖が刻み込まれました。

過去の経験は、見た目で分かりません。これは、第2次元の要素です。

 

とある雨の日、男性が自宅へ帰ってくると、物置の方から猫の鳴き声がします。男性が気になって物置の戸を開けると、ずぶ濡れの子猫が1匹いました。親猫の姿は見当たりません。はぐれ子猫です。

男性は戸惑いましたが、このまま放っておけば、子猫は病死あるいは餓死すると気付きます。男性は恐怖心を抑えて子猫を拾い上げ、風呂場で体を洗ってやります。そして、里親を探せるまで、自分で育てることに決めました。

過去の経験から来る恐怖心を乗り越えた男性の行動は、心の深い価値観(弱者を助ける)を反映しています。これは、第3次元の要素です。

 

つまり、第1次元の要素は、必ずしも真実の姿を映したものとは限らないわけです。

本音と建て前

 

 

 

キャラクター設定の第2次元:思考、価値判断、打算

 

第2次元は、思考や打算など、本人は自覚できるが他者は分からない要素です。

第2次元の具体例

思考、推測、価値判断、美意識、計画、打算、過去の記憶、虚栄心、猜疑心、劣等感、心の傷

 

 

第2次元は、表情や態度のすぐ下にある、そのキャラクターの心の動きです。第3次元が本能なら、第2次元は理性と言えます。

 

たとえば、若い女性が上司からセクハラを受けた時、心の底では、怒りと嫌悪感に満ちています(第3次元)。

しかし、ここで理性が働いて『露骨に感情を表に出したら、人間関係が悪くなって、会社にいづらくなる』と判断します(第2次元)。

そして、まんざらでもなさそうに「もう、止めて下さいよ~」と笑みを浮かべます(第1次元)。

 

 

第2次元は心の動きに関するものですが、あくまでも『心の上面的な部分』に過ぎません。たとえるなら、氷山の一角です。

キャラクターの本音や本心と呼べるものは、第3次元に属しています。

氷山の一角

 

 

 

キャラクター設定の第3次元:本音、衝動、世界観

 

第3次元は、本音や本心、世界の見え方(世界観)など、キャラクターの真の姿に関する要素です。

第3次元の具体例

感情、衝動、直感、欲求、本能、本心、本音、慈愛、思いやり、希望、成長、勇気、願い、祈り、悟り、信念、理想

 

 

第3次元の要素は、第2次元の思考や打算、偏見、過去の記憶などで歪められていない、素直な心を表しています。

第3次元の要素は、キャラクターが緊急事態に陥った時に、明らかになりやすいです。なぜなら、思考や打算の時間が与えられず、瞬時に対応する必要があるからです。

 

どんなに口達者で体裁を整えていても、危険を前にして自分の保身を優先するなら、真の姿は臆病者です。

度重なる障害に疲れ果て、時には膝を屈したとしても、己の理想を成し遂げんと再び立ち上がるなら、真の姿は英雄です。

浜辺で祈る男性

 

 

 

キャラクターの第1・2・3次元を統合する

 

現実に生きている人々は、第1・2・3次元が統合されています。

きちんと1つ1つの次元を重ねているから、複雑で深みがあり、人間臭くて親近感が湧きます。

 

『突飛なことをさせよう』や『ギャップを持たせよう』という小手先のテクニックに頼ると、薄っぺらで味の無いキャラクターが出来上がります。

表面的な特徴と第1・2・3次元の間に、説得力のある関連性が感じられないからです。

 

『このキャラクターの●●な特徴を読者に見せたい』と思った時は、基本的に2行の対応表を書くことをオススメします(下図参照)。

1行目に『見せたい特徴(1次元)』、2行目に『内面の特徴(第2次元)』を書きます。

2行の対応表を書くと、表面と内面の特徴を合致させやすくなります。

見せたい特徴汚い物に触れたら、熱々のお湯に石鹸を入れて、手を入念に洗う。使い終わった石鹸は、再利用せず、ごみ箱へ捨てる。
内面の特徴潔癖症

 

 

 

大抵の人物描写は、2行の対応表で充分です。ただし、その人物の心の奥底にある『何か』を匂わせる描写の場合は、3行の対応表がオススメです。

見せたい特徴主人公は仕事が思ったように進まず、酒を飲んで気を晴らしたくなる。酒瓶を手に取るも、以前に、悪酔いした弾みで妻に暴言を吐いて、妻の心を深く傷つけてしまったことを思い出す。そして、台所へ行って、酒を流し台に捨てる。
内面の特徴ストレスが溜まると、酒に逃げようとする。
本心酒に溺れず、自らの意志で心を律する。そして、妻を傷つけてしまった過去の自分から成長したい。

 

 

 

 

共感と感情移入を仕組む

 

キャラクター設定する時は『読者から共感されるか』ということを常に意識してください。

読者が主人公に共感できなければ、主人公に感情移入できません。主人公が困難に屈して絶望していようと、巨悪を倒して愛する人を取り戻しても、読者の感情は動きません。単なる他人事です。

 

 

キャラクターに欠点を与える

 

読者がキャラクターに共感しやすくするために、あえて欠点を持たせます。これは、どのキャラクター創作論でも提案されるほど、有効な方法です。

 

キャラクターを読者から好かれるようにしたいでしょうが、完璧超人にする必要はありません。むしろ、完璧超人は、読者から共感されづらいです。

読者が完璧超人に共感しづらい理由は、共感できる要素が見当たらないからです。読者が悩み苦しむような問題に出会っても、完璧超人はどこ吹く風、赤子の手を捻るように解決します。完璧超人は、読者の憧れの的になりますが、良き隣人になりません。

あなたの身近な人・・・・・・家族、親戚、友人、恋人を思い出してください。彼らは良いところを多く持っていますし、特に嫌う理由はありません。だからと言って、完璧ではありません。何かしら欠点を持っています。でも、欠点があるからこそ、彼らを『自分と同じ人』と感じられます。

少年少女

 

 

『数学が苦手』や『納豆が嫌い』というような、単なる好き嫌いは欠点として弱すぎます。キャラクターに持たせる欠点は、心の問題、または肉体の問題が好ましいです。

心の問題であれば、恐れ、不満、過去に受けた傷(トラウマ)、刷り込まれた偏見、狂信など。肉体の問題であれば、四肢の欠損、五感の機能低下、脳の障害などです。

心や肉体の欠点が大きいほど、そのキャラクターの生き方に個性が生まれます。欠点を前提にして生きるので、一般人と異なる考え方を持ちます。多くの苦労を経験することで、人格は複雑化します。

 

大きな欠点を抱えたキャラクターを見て、読者は「この人、どうやって物語の困難に打ち勝つのだろう」と心配します。興味と緊張感が生まれます。

キャラクターが欠点を乗り越えようと闘う姿を見て、読者の心は揺さぶられます。

崖を登る男性

 

 

 

キャラクターの欲求と目標を明確にする

 

キャラクターは『これが欲しい』という気持ちによって、さまざまな行動を起こします。欲求が物語の歯車を回します。利害が生まれ、対立を起こし、愛と憎しみの感情を湧き上がらせます。

主人公は、数多くの困難を乗り越えた果てに、目標を達成します。主人公が困難にめげず、ひたすら前進する理由は「これが欲しい」という気持ちが強烈だからです。

手に入れたい物や目標が無ければ、キャラクターは動きません。欲求が強烈でなければ、困難を乗り越えようとしません。大きな欲求もないのに、キャラクターが必死に奔走したら、読者は違和感を覚えます。

 

キャラクターの欲求と目標は、明確にしましょう。そして、読者に『この人物が何を求めているのか』が分かる描写を見せましょう。

夕日に向かって手を伸ばす

 

 

 

キャラクターの動機と必要性

 

キャラクターの欲求を明確にしたら、なぜ求めているのか(動機)もハッキリさせましょう。読者は、キャラクターがそれほど必死になる理由を知りたがるからです。

 

キャラクターの動機は、誰もが感情移入して応援したくなることが大切です。

遊ぶ金欲しさに強盗する少年に対して、読者は軽蔑の眼差しを向けます。しかし、親と死に別れ、飢えた兄弟を生かすために強盗に走ったとなれば、読者は少年の立場に同情して、感情移入します。

貧しい少年達

 

 

 

キャラクターが目標を達成できなかったら、何を失うか

 

キャラクターの欲求や動機に加えて『目標を達成できなかったら、何を失うのか』という代償も考えましょう。

キャラクターの行動の先に代償が無ければ、キャラクターが目標を達成できるか否かに、緊張感が生まれません。読者はキャラクターに感情移入できず、淡々と文章を読むことになります。

キャラクターが払う代償が大きければ大きいほど、読者はキャラクターのことを応援して、事の成り行きを見守ろうとします。代表例は『人物の死』ですが、それより広大な『世界の滅亡』や『独裁者の支配』でも構いません。

 

面白い物語の鉄則は『主人公が窮地に立たされること』です。そこに大きな代償も加われば、読者は息を呑むほど展開に引き込まれます。

崖っぷち

 

 

 

キャラクターに読者の関心を結びつける

 

キャラクター創作で、最も重要なことは、読者の関心をキャラクターに結び付けることです。どれだけ共感できるか、感情移入できるかにかかっています。

これから、読者とキャラクターを結びつける方法を2つ紹介します。

 

 

複雑な人間性

 

人々は、変わった者に魅了されます。良い意味の変人です。その人物の中に、一般人には無い『何か』の存在を感じ取った時、その正体を知りたがります。

 

人々を魅了する人物の特徴は、次の通りです。

人々を魅了する人物の特徴
  • 独創性:独特な生き方や人生観。良くも悪くも異常な人生経験を積んだ人は、どこか個性的になりやすい。ありきたりな物事に、新たな観点と価値を見出す。今までにない世界を見せてくれるから、彼について行けば、もっと違う自分になれると期待させてくれる。
  • 矛盾:心の中に相反する感情や価値観を持っている。表面的には、いくつもの人格が隠れているように見えて、複雑な人物に感じられる。自己に矛盾を抱えた人物は、葛藤に苦しまされて、何かしら苦渋の選択を迫られる。
  • 悪の中に煌く正義:表面的には犯罪者(殺人犯や強盗)のように見えるが、人物の内面には、犯行を正義と思えるような動機が隠されている。悪党が不正に貯めこんだ資産を盗んで、市街地でバラまく。法で裁かれていない陰の悪人を狙い、暗殺を繰り返す。彼は手段を問わないだけで、知的で高潔であり、己の正義を貫く。
  • 過去の亡霊:過去に受けた、今なお癒えていない心の傷。折に触れて、人物の心にやってきて、喪失感や罪悪感を思い出させる。過去の亡霊に苦しむ人物は、それから逃げるために、表面的に変わった行動を起こす。だからこそ、簡単には理解できない複雑な魅力を持つ。

 

 

 

神秘性(現在と過去の謎)

 

脚本家のニコラス・カザンは「抜きんでたキャラクターに必要なのは謎なのです」と言いました。

神秘的で謎めいたキャラクターは、読者の「どんな人物なんだろう?」という好奇心と「何をしでかすのだろう?」という期待感を刺激します。

 

キャラクターに神秘性を漂わせる方法は、過去・現在の2軸に分けられます。

 

過去の軸なら、主に回想を使うことになります。

現在、そのキャラクターは、何か特殊な状態にあります。妙に厭世的だったり、達観していたり、記憶を失っていたりなどです。とにかく、普通の状態ではありません。

そのキャラクターは、物語の場面場面で、過去の出来事を断片的に思い出します。現在の状態につながる断片的な情報を見せられ、読者はキャラクターに対する興味を深めていきます。知れば知るほど、キャラクターの正体を明らかにする決定的な情報に飢えて、物語を読み進めることでしょう。

1ピースだけ欠けたパズル

 

 

現在の軸なら、キャラクターに意味深長なことを言わせます。さながら、秩序をかき乱して楽しむトリックスターのように。主人公に助言するように語りかけるなら、そのキャラクターは主人公(そして読者)の知らない情報を持っていることを意味しますから、好奇心をくすぐられます。

もしくは、特定の事柄について、過剰な反応(驚愕、恐怖、逃走)を起こさせます。その姿を目の当たりにした他の人物(そして読者)は、『なぜ、それほど過剰に反応するのか』と疑問を抱き、理由を知りたいという探求心を刺激されます。

はてなマークを掲げる女性

 

 

 

小説・ラノベのキャラクターを描写する方法

 

物語創作において、キャラクター設定に触れる時は「語るな、見せろ」と言われ続けています。

 

物語の中で、キャラクター設定を読者に伝える時は、

「このキャラクターは、●●な性格です。過去に▲▲という体験をしたことが人格形成に大きく影響しています。しかし、◆◆な一面も持っていて・・・・・・」

という説明文を書けません。そんなことを地の文を使って丁寧に説明しようものなら、読者に興ざめされるからです

 

いかにして『語らずに、見せるか』について、有効な方法を6つ紹介します。

 

 

『端的な紹介文』と『人物名の印象』

 

キャラクターの設定を伝える上で、まずは『端的な紹介文』と『人物名の印象』が利用できます。

 

丁寧な説明文を書きませんが、端的に文章で人物紹介する分には、問題ありません。

たとえば、第72回アカデミー賞で作品賞を受賞した『アメリカン・ビューティー』の脚本では、リッキー・フィッツという少年が、次のように紹介されています。

端的な文章ですが、年齢や雰囲気、さらに内面の闇を感じとれます。

リッキー・フィッツの紹介文

リッキー・フィッツ、18歳と思えない年老いた目をしている。全的な静けさの奥には、傷が疼いている。触ると危ない傷が。

 

 

また、名前から思い起こされる印象は、読者がキャラクターに抱く印象にも影響します。

たとえば、植物の名前が入った女性名(例:楓、椿姫、蓮音)からは『大人しくて大和撫子』という印象を受けます。

竜や虎などの雄々しい動物の名前が入った男性名(例:竜也、琥太、鳳人)からは『活発で運動神経が良い』という印象を受けます。

 

読者にどんな印象を抱いてもらいたいかも考慮して、キャラクターの名前を工夫しましょう。

署名 執筆

 

 

 

キャラクターと異なる存在を対比する

 

キャラクターの個性を際立たせる方法は、対比できる別の何かを並べることです。白と黒を並べれば、白の白さ、黒の黒さは強調して見えます。

 

対比先の主な対象は、次の3つです。

対比先の代表例
  • 他者:2人のキャラクターを一緒に行動させれば、個性や特徴が鮮やかになります。お互いの性質が真逆であるほど効果的です。物語の要所要所で意見を食い違わせ、衝突を起こさせれば、物語にうねりが生まれます。
  • 内面:劣等感や恐怖など、負の側面を乗り越えようと足掻く『自己矛盾』は、キャラクターの真の姿を明らかにします。キャラクターが『自己矛盾』を解決して、人間的な成長を遂げた時、読者は成長のカタルシスを得ます。
  • 環境:キャラクターの特徴と『真逆な環境』をぶつけることで、その特徴を浮き立たせられます。人見知りに飛び込み営業をやらせる、臆病者を戦場へ連れて行く、不良を進学校に編入させる、自信の無い男性に演説させるなど。

 

 

 

周囲の人々の発言や態度で示す

 

描写したいキャラクターについて、周囲の人々がなんと評価しているか、または、どんな態度を取るかによって、キャラクター設定を読者へ伝えられます。

 

 

キャラクターの言葉遣い

 

言葉使いは、キャラクターの性格や教養を推測できる表面的な要素です。言葉遣い1つで、読者がキャラクターに抱く印象は大きく変わります。

 

誰に対しても敬語を使い、略語を多用しないキャラクターは、知的で落ち着きがあり、頼れる人物の印象を与えます。

敬語を使わず、世俗的な表現を多用するキャラクターは、無教養で浮わついた印象を与えます。

ぶっきらぼうな口調で、言葉少なく何かを伝えるキャラクターは、せっかちで怒りっぽい印象を与えます。

 

また、発言の語尾を言い切るか濁すかでも、自信の印象も変わります。

語尾を言い切るキャラクターからは、自分の知性や経験に対する強い自信を感じられます。

語尾を濁すか、あるいは疑問形にするキャラクターからは、自信の無さや精神的な弱さを感じられます。

マイクを持つスーツの男性

 

 

 

キャラクターの決断と行動、周囲の反応

 

厳しい状況に置かれて、いかなる決断をくだして、どんな行動を起こすか。

それによって、キャラクターを描写できます。

 

たとえば、とあるキャラクターは、自分が殺し屋に狙われていると気付きます。

荒事に慣れているキャラクターであれば、先手を打って、自分を狙う殺し屋を始末します。

臆病なキャラクターであれば、対決を恐れて、ひたすら逃げ続けます。

勇敢だが力を持たないキャラクターは、警察を始めとする武力組織を頼り、返り討ちにしようと計画を立てます。

 

 

そのキャラクターに対して、周囲の人々がどんな反応を見せるか。それによっても、キャラクターを描写できます。

 

たとえば、とあるキャラクターが廊下を歩いている時、通り過ぎた人々が渋い表情を浮かべているなら、そのキャラクターの性格に難があると分かります。

ガヤガヤした会議室で、そのキャラクターが入室した途端に室内が静かになれば、畏怖を抱かれるような威厳ある人物であると分かります。

 

 

 

キャラクターの身振り、癖、愛用品

 

本人が意識していない身振りや癖、または愛用品から、キャラクターを描写できます。

 

以下、キャラクター描写に使える身振り・癖・愛用品の具体例です。

身振り・癖・愛用品の具体例

(身振り)

  • 動物を撫でる:動物好き。愛がある。
  • 何度も時計を見る:退屈している。予定が詰まっている。
  • すたすたと歩く:せっかち。頭の回転が速い。

(癖)

  • 腕を組む:警戒心が高い。
  • 爪を噛む:苛立ち、混乱、不安。
  • 指先で髪を遊ぶ:自信の無さ。退屈。

(小道具)

  • 眼鏡:高い知性。事務作業員。
  • 鞭:監督官などの支配的立場。
  • 服装の色:明色は希望や喜び、暗色は絶望や怒り。

 

 

 

読者の心をグッと掴むキャラクター描写の小技

 

ここからは、キャラクターを見た読者の心を即座に掴む方法を紹介します。

 

 

犠牲や不運に見舞われる

 

何か不幸に見舞われて、酷い状態になっているキャラクターを見たら、情が移ってしまうのが人の性です。

キャラクターを犠牲者として扱うことで、読者から即座に共感を得られます。

 

 

不当・不公平・不正義

 

特定のキャラクター(主に主人公)が周囲の人々から攻撃される方法です。

効果を倍増させるなら、まだ戦う術を持たない子供を酷い目に遭わせて、苦しみ悲しむ姿を描きます。

具体例

からかわれる、嘲笑される、恥をかかされる、侮辱される、差別される、濡れ衣を着せられる、強盗に遭う、犯罪に巻き込まれる、暴力を振るわれる

 

 

予期せぬ不幸

 

キャラクターを不幸な出来事に直面させる方法です。

具体例

事故に遭う、愛する人が死ぬ、大事にしていた物を失う、とにかく運が無い

 

 

肉体、精神、経済面に不利を持つ

 

キャラクターに何かしらの負荷をかけて、一般人より不利にする方法です。

具体例

事故による四肢の欠損、体が自由に動かない、五感のいずれかが鈍い、顔立ちが極端に悪い、難病になる、知的障害を持つ、記憶が無くなる、厄介な恐怖症を持つ、依存症になる、スラム街に生まれる、親の借金を背負う、投資に大失敗する

 

 

心に深い傷を持たせる

 

現在でも不眠や幻覚、一時的な意識障害に悩むほど、過去の体験で強烈な心の傷を負わせる方法です。

具体例

親から虐待される、誘拐されて人質になる、同級生から苛められる、暴漢に襲われる、目の前で親しい人を殺される、自分の非力さで他人が死ぬ、最愛の人に裏切られる、大失恋する

 

 

自暴自棄になる

 

幸せな状態から一転、強烈な悲劇に襲われることで、キャラクターを自暴自棄にする方法です。

具体例

物を破壊する(八つ当たり)、やけ酒に走って酔いつぶれる、身なりが悪くなる(やつれる、目が落ちくぼむ、ヒゲが伸びっぱなしになる)、麻薬に溺れる、疑心暗鬼に駆られる

 

 

裏切られる

 

信頼している人や組織から裏切りに遭うことで、失意に沈ませる方法です。

具体例

仕事仲間が敵側のスパイ、恋愛相手が結婚詐欺師、恋人から浮気される、組織の上層部からトカゲの尻尾切りに使われる(責任のなすり付け)

 

 

真実の言葉を信じてもらえない

 

キャラクターが真実を訴えているのに、周囲の人々が聞き入れない方法です。

具体例

殺人現場に通りかかったせいで犯人と間違われる、電車で痴漢と勘違いされる、証拠写真を捏造される、他の人に見えない・聞こえない存在を感じる

 

 

悲痛な別れ

 

家族や友人と別れ、孤独な状態になる方法です。

具体例

幼い時に両親と死別する、育児放棄される、自分だけ置いてけぼりにされる、徴兵される、誘拐される、捕虜になる

 

 

拒絶

 

個人や集団に拒絶させる方法です。

具体例

片思いの相手から振られる、友達から仲間外れにされる、社会不適合者として扱われる、家族から関心を持たれない

 

 

失敗と後悔

 

挑戦したことに失敗して、何かしら痛手を被らせる方法です。

誰でも失敗するものなので、キャラクターが失敗する姿は、読者の共感を引き出せます。

 

 

重傷を負う

 

キャラクターに怪我を負わせる方法です。外傷の他、病気に苦しむ方法でも構いません。

誰しも、怪我を負って苦しんでいる人を見たら「助けなきゃ!」と思います。キャラクターと読者の関係も、これと同じです。可能なら、誰かを庇った時に受けた傷なら、より強い共感を引き出せます。

 

 

危機に陥る

 

キャラクターを『生きるか死ぬか』の瀬戸際まで追いやる方法です。

読者は、自分が関心を持つキャラクターが危機に陥る場面が大好きです。どんな方法を使って危機を突破するのか期待します。

具体例

敵に銃を突きつけられる、崖まで追いつめられる、殺人鬼に追いかけられる、敵の本陣で潜伏がバレる、ロープ1本で体を支える、時限爆弾の残り時間が少ない、嘘がバレそうになる、死刑囚として捕まる

 

 

 

人情味を見せる

 

ふとした機会に、そのキャラクターの人間味(愛、思いやり、寛大さ、正義、情緒)を感じられると、途端に親近感を覚えるものです。

同様に、キャラクターが見せる『意図しない行動』から人間味を感じさせる描写は、読者の心を掴むための有効な方法です。

 

 

困っている人を助ける

 

他者を助けるという行為は、誰の胸にも響く善行です。人は、誰かを助ける人に無条件で好感を抱きます。ただし、一切の打算を感じさせないことが前提です。

具体例

溺れる人を救う、事故に遭いそうな子供を庇う、老人の荷物を運ぶ、病気の人を見舞う、暴力の盾となる、貧しい人々に食料を分け与える、相談に乗る、仕事を手伝う、情報を教える、道を譲る

 

 

子供が好き、または子供から好かれる

 

子どもは、無垢の象徴です。そんな子供を好き、または子供から好かれる人は、同様に無垢で無邪気であることが多く、周囲に癒しと快活をもたらします。

子供

 

 

動物好き、もしくは動物に好かれる

 

子供と同様に、動物も無垢の象徴です。動物が好き、もしくは動物から好かれる人物からは、無垢で無邪気な印象を感じます。

たとえ、周囲の人々から嫌われているキャラクターであって、動物から好かれているなら、読者はそのキャラクターを嫌いません。なぜなら、建前や打算を使わない動物の態度の方が信用に値するからです。

動物と遊ぶ女性

 

 

心境変化(怒りから許し)

 

他者を許せることは、高潔な心の持ち主の特徴です。

単に人物としての優しさを描くのも良いでしょう。しかし、はじめは特定の相手(仇など)に復讐を誓っていながら、物語後半になって、憎むべき相手を許すという精神成長を描くと、高潔な印象は倍増します。

浮気を謝る男性

 

 

自己犠牲の精神

 

愛する者を守るために、自らの命を犠牲にする行為は、誰もが感動することでしょう。自己犠牲の精神を描くことは、読者から共感と称賛を得られる強力な手法です。

愛する者を守る以外にも、正義や信念を貫き通すために命を懸ける姿もまた、読者から共感と称賛を得られます。

火災救助の訓練をおこなう消防士

 

 

道徳的な正しさを貫く

 

嘘をつかず、他人を騙さず、周囲に迷惑を掛けず、常に他者を気遣い、素直に非を認め、責任を背負う・・・・・・そんな誠実な姿は、優れた精神性の表れです。

苦境に立ってもなお、道徳的な正しさを貫く姿は、読者の心に強く訴える力があります。

人助け

 

 

誰かを愛している

 

自分以外の誰かに愛を注ぐ姿は、見る者の心を打ちます。

たとえ世間的に見て悪と呼ばれることをおこなっていても、身近な誰かを真摯に愛する人物であれば、読者は共感を抱けます。

子供を愛する女性

 

 

周りの人から大切にされている

 

物語の中で、多くの人々から好かれている人物には、読者も好感を抱きます。優しさや誠実さという徳性を持っていなければ、多くの人に好かれ、尊敬されないからです。

仲間 友情

 

 

独りになった時に素の態度を見せる

 

友人や仕事仲間と別れ、人物がたった1人になった・・・・・・その時の気を緩めた素の態度を見せられると、読者は人物の人間味を感じます。普段の態度とギャップが大きければ大きいほど、その効果は倍増します。

普段は有能な人物として周囲に頼られていて、1人になった時に溜め息をつくほど疲れた姿を見せれば、読者から共感と親近感を得られるでしょう。

煙草 喫煙

 

 

優しい態度を見せる

 

親切な行動、思いやりのある言葉かけ、怪我人の看病、子供の遊び相手を務める、支援団体に寄付する・・・・・・そんな優しさを見せる人物に、読者は無条件で好意を抱きます。

普段はぶっきらぼうながらも、時おり優しい態度を見せたなら、ギャップ効果も相まって、読者から強い好感を得られます。

後輩女性を指導する先輩男性社員

 

 

誰もが憧れるような優れた資質を持たせる

 

物語の人々に影響を及ぼすような個人の性格・行動は、読者にも同じ影響を及ぼします。

以下は、人々に影響を及ぼす要素の具体例です。

影響力のある性格や行動
  • 権力、カリスマ、リーダーシップ
  • 愛と勇気
  • 情熱、熱意、信念
  • 賢さ、頭の回転の速さ
  • ユーモア、遊び心
  • 子供のような純真さ、無邪気さ
  • 忍耐力、粘り強さ
  • 優れた身体能力(怪力、俊足、桁外れの五感の鋭さ)
  • 外見の美しさ(端正な顔立ち、長身)
  • 専門的な知識と技術
  • 華麗な技能(絵を描く、彫刻を彫る、機械を操縦する、美術品を盗む、料理を作る、物語を紡ぐ)

 

 

 

小説・ラノベのキャラクター作りに役立つ設定シート

 

キャラクター設定を固めるために役立つ質問をまとめ、設定シートを作成しました。

以下の質問に答えていって、詳細なキャラクター履歴書を作成して下さい。

キャラクター作りに役立つ設定シート
  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 身長と体重
  • 人種
  • 家族構成
  • 出身地(国と地名)
  • 職業
  • 宗教
  • 独身か既婚か
  • 眼の虹彩・髪の毛・肌の色
  • 口癖と方言
  • 声と喋り方
  • 顔の特徴(鼻が高い、睫毛が長い、八重歯、泣き黒子など)
  • 普段の服装
  • 身に付けている小道具(時計やメガネなど)
  • 常備している物(胃薬、折り畳みナイフ、懐中電灯など)
  • 長所と短所
  • 睡眠時間と時間帯
  • 習慣として実践する運動と頻度
  • 好きな食べ物
  • 好きな季節
  • 好きな音楽
  • 趣味
  • 休日の過ごし方
  • お金があったら買いたい物
  • 関心を寄せている対象
  • 愛情を寄せている対象
  • 普段から親しく接している友人の種類(車好き、ゲーム好き、パーティー好き、動物好き、アウトドア派、インドア派など)
  • 恋人の有無
  • 理想の異性像
  • 尊敬する人物
  • 人格形成に影響を与えた過去の出来事
  • 心に抱えている欠落
  • 何に優越感を憶えるか
  • 何に劣等感を覚えるか
  • 何に怖がるか
  • 他人に言えないような秘密
  • 過去の成功体験
  • 過去の挫折体験
  • 過去の病気経験
  • 胸に秘めている信念
  • 人生を懸けてでも叶えたい望み
  • 意外な特徴(『少女なのに盆栽好き』など)
  • 激しい怒りを覚えた時の態度
  • 強いストレスを受けた時の反応(声が震える、冷や汗をかくなど)
  • ストレス発散方法(ジョギング、歌う、愚痴る、過食など)
  • 周囲からどんな人物像を抱かれたいか(誠実、クール、お金持ちなど)
  • 職業経験
  • 保有資格
  • 学歴
  • 教養(普段の読書量など)
  • 座右の銘
  • 経済力
  • 生活環境
  • 特技と才能
  • 問題が起きた時の行動(自分ひとりで解決しようとする、協力者を探す、問題回避を優先するなど)
  • 緊急事態の優先行動(ひとりで逃げる、まずは他者を救う、誰かに縋るなど)
  • 道徳観・倫理観の強さ
  • 貞操観念
  • 仕事に対する態度
  • 約束に対する態度
  • 目上と目下に対する態度

 

 

 

キャラクター設定を作る時に役立つ無料アプリ&ツール3選

 

小説・ラノベのキャラクター設定を作る時に役立つ無料アプリ&ツールを3つ紹介します。

 

なお、紹介するアプリ&ツールのダウンロード方法や使い方は、こちらの記事にまとめています。詳しく知りたい場合は、ご覧ください。

小説・ラノベのプロット作成に便利な無料アプリ&ツール5選!

2018.12.22

 

 

WorldType|設定作りに特化したツール

 

WorldTypeは、世界観やキャラクター、固有アイテムなど、創作設定を作りこむことに特化した無料ツールです。

WorldTypeは、サイト上でデータ編集・保存します。何かインストールする必要はありません。スマホからでも、手軽に利用できます。

WorldType

 

 

次の画像は、WorldTypeのキャラクター設定機能です。

WorldType キャラクター詳細

 

詳細設定の項目欄
  • 概要
    • 役割・性質
  • 名前
    • 氏名、ミドルネーム、あだ名、称号
  • 出自・生来属性
    • 生年月日、年齢、出身地、性別、種族、出身家系・家柄、出身校・出身流派
  • 身体的情報
    • 身長、体重、外見(髪、顔、服装など)
  • 身体的技能
  • 人格分析
    • 行動原理、過去、今、特定状況の態度
  •  性格
    • 対人傾向、行動傾向、思考傾向
  • 精神的基盤
    • 宗教、思想、哲学
  • 知識・技術
  • 対人関係
  • 所属組織
  • 経歴

 

 

 

Nola|執筆の総合支援ツール

 

Nolaは、実際の執筆に役立つ色々な機能を備えた創造支援ツールです。

Nolaのサイト上でデータ編集・保存するので、インストール不要です。ウェブブラウザから、簡単に利用できます。

nola top

 

 

こちらは、キャラクター設定を編集する画面です。

各種項目に加えて、イメージ画像を添付できます。Nola側が用意した大量の人物画像(プリセット画像)も利用できるので、人物イメージを固める時に役立ちますよ。

Nola 登場人物情報の設定

 

登場人物の設定項目
  • 名前
  • 別名・あだ名
  • 役職
  • 性別
  • 年齢
  • 誕生日
  • 血液型
  • 身長
  • 体重
  • 性格
  • 個性
  • 能力・スキル
  • 特技
  • 見た目
  • 生い立ち
  • 背景
  • その他

 

 

こちらは、Nola側が用意したプリセット画像です。

スクロールバーの長さを見れば分かるように、大量の画像が用意されています。

Nola プリセット画像

 

 

 

ArtOfWords|設定作りに特化したアプリ

 

ArtOfWordsは、Window用のアプリケーションです。

執筆機能も付いていますが、なんといっても設定機能の豊富さが魅力ですね。

ArtOfWordsトップ画面

 

 

こちらは、基本情報の設定画面です。

ArtOfWorks 登場人物

 

 

さらに詳細な情報を設定することも可能です。

こちらでは、人物像を掘り下げるための質問が用意されています。

ArtOfWorks 登場人物の人物分析

 

 

 

まとめ

 

この記事の内容のまとめです。

記事のまとめ
  • キャラクター設計4つの柱
    • カタルシス
    • 共感と感情移入
    • 対立
    • 対比
  • キャラクター設計に必要な7要素
    • 表向きの顔と性格
    • 過去の経験
    • 心の闇
    • 成長的な変化
    • 世界観
    • 動機
    • 決断と行動
  • キャラクター設定の3つの次元
    • 第1次元:表面的な態度、癖、習慣
    • 第2次元:思考、価値判断、打算
    • 第3次元:本音、衝動、世界観
  • キャラクター設計の3つの次元を統合すると、複雑で深みがあり、人間臭いキャラクターが作れる。
  • キャラクターに無理にギャップを持たせようとすると、薄っぺらくて味の無いキャラクターに仕上がってしまう。意外な特徴と第1・2・3次元の設定の間に、関連性があることが大切。
  • 完璧超人のキャラクターに、読者は親近感を覚えない。何か欠点があるからこそ、キャラクターの親近感を持てる。
  • キャラクターの願い・夢・目標を明確にしておくこと。キャラクターの行動の全ては、そのキャラクターが持っている欲求から生まれる。必死に行動するキャラクターには、必死になるだけの理由がある。
  • キャラクターが目標達成できなかった時、何か大きな犠牲が起こるなら、読者はキャラクターを応援したくなる。
  • キャラクターに『複雑な人間性・神秘性』があると、読者を魅了できる。
  • キャラクターの設定は『語らずに見せる』こと。何気ない発言や仕草から、そのキャラクターの性格や特徴を読者に伝えるべし。
  • キャラクターと異質な何か(他者、内面、環境など)と対比させると、そのキャラクターの性格を明確に映し出せる。
  • 読者の心をつかむキャラクター描写
    • 犠牲や不運に見舞われる
    • 人情味を見せる
    • 他人があ来られるような優れた資質を持たせる

 

 

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