どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。
ブログアシスタントのふーちゃんです。
小説投稿サイトなどからアニメ化される作品が多くなっている昨今、小説家・ライトノベル作家を目指すために、専門学校に通おうと考える 10 代が多いようです。
専門学校に通うとなると、数百万円という入学金と授業料が必要になります。また、規定の単位を修得せねばならず、最短でも 2 年間の時間を拘束されることになります。
今回の記事では、小説・ライトノベル専門学校に通う必要性の有無について、個人的な意見をまとめます。
結論から言うと、今の時代性を考えると、小説・ライトノベル専門学校に通う価値なんて無いです。
むしろ、自分の人生の可能性を狭めることになるので、止めた方が良いかと。
詳しいことは、ショウヘイさんが書いた小説・ラノベの衰退する未来という記事に目を通してもらいたいのですが……。
この先、小説・ライトノベルの需要が増えることは、まずあり得ません。
小説家・ライトノベル作家を本業として目指すことは、危険とすら言えるかもしれません。
この記事を読む読者としては、『小説家・ラノベ作家を目指したいと考えている 18 歳未満の学生』と『子供が小説・ライトノベル専門学校に通いたいと言い出して不安になっている親御さん』を想定しています。
あ、ついでに宣言しておきますが、私は小説・ライトノベル専門学校のアフィリエイト案件(資料請求や体験申し込みさせることにより、数千円の紹介報酬をもらえる)には、まったく興味がありません。
要するに、小説・ライトノベル専門学校に対する媚びへつらいはゼロです。小説・ライトノベル専門学校が経営難に陥ろうと、潰れようと、知ったこっちゃない立場です。
それなので、正直な意見を書いておきますね。
(ふ、不穏な予感がする……)
小説・ライトノベル専門学校に通う価値は無い
結論を繰り返しますが、この記事を書く目的は「小説・ライトノベル専門学校に通う価値なんて無い。お金と時間の無駄だから、止めておけ」ということを伝えるためです。
そこで、世間一般で言われている『小説・ライトノベル専門学校に通うメリット』を1つ1つ取り上げていき、それについての反論を載せていく体裁にします。
どんどんメリットを打ち消していきますよ。
メリット1:出版業界の関係者にコネが作れる
小説・ライトノベル専門学校に通うメリットとして、『出版業界の関係者にコネが作れる』という話は、よく聞くかもしれません。
出版関係者と知り合いになれれば、新人賞とは別ルートで企画を見てもらえたり、執筆系の仕事(シナリオライターなど)を斡旋してもらえたりなど、何かしら面倒を見てもらえると期待できるからです。
私の意見としては、「これだけ小説投稿サイトから引き抜きが起きている現状、今さら自分からコネクションを作りに行く必要があんの?」って感じですね。
小説投稿サイトに良質な小説を投稿し続ければ、出版関係者の方から声をかけてくれるんですよ? わざわざ自分からコネクションを作りに行く理由、ありますかね。
たとえコネを作って仕事を斡旋してもらうなどを期待するにしても、ある程度の筆力や物語構成力を持っていないと、どうしようもありませんからね。
どうせ能力や実績が求められるなら、小説投稿サイトで地道に努力を続けた方が、都合は良さそうです。
そうそう。馬鹿高い学費を払ってまで目的にするようなことじゃない。
出版関係者にしたって、お金を生み出さない無能な人材に興味は無いし。
他の仕事に斡旋するにしても、無能を斡旋したら、自分の面子に関わるし。
ちょっ、言い方ぁぁぁ!
メリット2:小説・ラノベ専用の教材で学びつつ、講師から指導してもらえる
小説・ライトノベル専門学校は、学校を名乗るだけあって、専用の教材や提供されたり、小説の執筆についての課題を出されたり、講師(書籍化したことのある作家など)から指導してもらえたりします。
小説・ライトノベルを書くことに関する環境が整っている専門学校に行けば、小説家・ラノベ作家になるための近道になる……そう一般的に考えられています。
自営業をナメるな。
ショウヘイさん、言葉を足しましょうか。
端的すぎます。
「環境が整っていないと、小説家・ラノベ作家を目指せない」と言うなら、自分は「そんな受け身の人間が、自営業に分類される小説家・ラノベ作家としてやっていけんの?」って言いたいね。
ま、まあ……。自営業となると、なんでもかんでも自ら進んで取り組まないといけませんからね。
他人に何かしてもらうことを前提に行動する人には、肌に合わないでしょうね。
そのとおり。
自営業は自由業とも言うけれど、『自分で仕事を自由に作れる』という意味で自由なだけ。
分からないことがあったら自分で調べて、マニュアルが無ければ自分で試行錯誤して答えを見つけ、毎日のように新たなことを勉強して、暇さえあれば仕事に明け暮れ、サラリーマン以上に働き続け、毎日 10 ~ 12 時間の労働なんて当たり前。
覚悟のある者だけが生き残り、中途半端な覚悟の持ち主は消え果てる。
それが自営業ってもんだよ。
(なんか変なスイッチが入ったなぁ……楽しそう)
要するに、やる人はやるし、やらない人はやらない。たとえ、環境が整っていたとしても。
小説・ライトノベル専門学校に行けなくても、本気で作家を目指す志を持っている人は、小説投稿サイトなどを利用して実践経験を積みつつ、ひたすらに独学に努めるから。
そもそも、日本に生まれておきながら「環境が整わない」なんて、言い訳にならない。
この記事を見られるということは、スマホやパソコンのような情報端末を持っていて、かつネット回線が整っている証拠。
インターネットの海に繰り出せば、欲しい情報など、いくらでも転がっている。調べたいことさえ明確であれば、 Web 検索で簡単に探し出せる。本を買う必要すら無い。
YouTube に行けば、ありとあらゆる動画コンテンツを無料で見られる。しかも、日本に限らずに、世界中の動画を好きなだけ。
今となっては、ブログや SNS 、 YouTube を活用して、大人顔負けな額を稼ぐ中学生や高校生も、珍しくなくなりましたからね。
情報を収集する能力と自分の頭で考える力さえあれば、環境は言い訳にならないでしょうね。
「環境さえ整っていれば、なんとかなる」なんて考えを持っている人は、どうせなんともならないから。
他力本願な時点で自営業者としての資質は無いから、小説・ライトノベル専門学校なんて止めておけって話。
どうせアルバイトとサークル活動で時間を潰して、単位の修得に焦りつつ、たいした実績も残せずに卒業して、小説家・ラノベ作家と関係ない一般職に就くのがオチだから。
メリット3:小説を添削してもらえる
小説・ライトノベル専門学校の講義には、『特定のお題に沿って実際に小説を書き上げる』という課題があります。
プロの作家に小説を添削してもらうことで、物語の構成や文章表現など、小説の至らない点についての気づきを得られて、技能の向上を期待できる……と考えられています。
そんな回りくどいことをやらずに、小説投稿サイトに入り浸って、ひたすらに小説の投稿に取り組んだ方が早い。
良い小説を書いていれば、どんどんブックマーク数が増えて、評価点も右肩上がりに増える。
読者の需要を無視した下手くそな小説を書いていれば、ブックマークも評価点もゼロのままになる。
『何百・何千・何万という読者の感情』が数字として可視化されるから、小説の質を判断するうえで、とても参考になる。
プロ作家に添削してもらえるといっても、基本的に 1 人だけからの評価ですからね。
小説投稿サイトなら、小説の各話の後書きにでも「文章表現や物語の構成で改善すべき点があったら、感想で教えてください」とでも書いておけば、多くの読者さんの意見をもらえそうですし。
文章力にしたって、正しい文章作法については、市販の本を多く読んでいれば、自然に身につく。
文章表現の幅については、さまざまな小説を多読しつつ、自分で実際に執筆を続けていれば、こちらも自然に身につく。
要するに、『行動さえしていれば、どちらも時間が解決してくれる』ね。
読者さんに分かりやすい文章を書く訓練という意味なら、クラウドワークスやランサーズで、記事作成のお仕事を受注するのもアリですね。
お金をもらいつつ、文章を書く練習も出来ちゃいます。
あー……まあ、そうだね。
読者に分かりづらい表現があろうものなら、依頼主から「書き直し!」のお達しが下るからね。
上達の見込みが無ければ、早々に契約を打ち切られるだろうけれど。
メリット4:作家志望の知り合いが作れて、一緒に努力できるから頑張りやすい
ふざけんな。
お願いですから、もう少し言葉を足してください。
仲間がいないと頑張れないなんて、自営業である小説家・ラノベ作家を目指す人間の発想じゃないね。
プロになったら、たった 1 人で、黙々と小説を書き続ける生活が基本になるんだ。
『仲間がいないと頑張れない人』なんて、遅かれ早かれ消えるね。
作家は孤独な仕事になりがちですからね。
寂しがりな人には、かなり厳しい生活になるでしょうね。
作家志望の知り合いを作りたいなら、小説投稿サイトもしくは SNS で探せばいいじゃん。
専門学校は、社交場じゃないんだから。
メリット5:秘蔵のノウハウ的なものを教えてもらえるかもしれない
もしも、真に役立つ情報だったら、あっという間に拡散する。
インターネットの発達した現代において、情報そのものの価値は、限りなくゼロに近づいた。
たとえ一般人が広めなくても、アフィリエイターやブロガーの方々が、丁寧に体系化して記事に起こしてくれますもんね。
記事に多くの人々が訪れれば、広告収入を得られますから。
現に、自分も『小説の書き方』や『物語の作り方』について、かなりの本数の記事を書き上げているからね。
創作に関する有料書籍を買いあさって、冗長な内容・重複した内容を除外して、さらに Google の検索キーワードも下調べして、きちんと作り込んでいるし。
小説・ライトノベル専門学校は時間とお金の無駄
そんなわけで、小説投稿サイトで充分な訓練と書籍化を狙える以上、わざわざ小説・ライトノベル専門学校に通う価値は無い。
時間とお金の無駄。
数百万円もの学費を払ってまで、専門学校に通う価値があるのかどうか、客観的に考えると……ですね。
本当に熱意と覚悟があるなら、自主学習でなんとかなっちゃいますし。
看護学校のように、専門学校に行かないと取れない資格があるってわけでもないですし。
そもそも、学校という『規格品の生産工場』みたいな機関が『斬新さが求められる創作家』を育成するということに、なんか矛盾を感じるね。
大量の学生を教育することを前提にしているので、一人ひとりに専用の教材や講義を用意するわけにもいきませんからね。
小説・ライトノベル専門学校の構造とは別に、そもそも小説・ラノベ作家を目指すことそのものが非現実的な選択だからね。近い将来、娯楽コンテンツとしての小説・ライトノベルの衰退は、確実だから。
よほどの理念や理由がない限り、今となっては、専門学校に通ってまで小説家・ラノベ作家を目指す価値は無い。
とはいえ、現在でも小説・ライトノベル専門学校に通う人は多いですよね。
通いたい人がいるから、専門学校が存在しているわけですし。
何も考えてないんじゃないの?
20 歳にもならない少年少女が先々のことを見通して行動するなんて、知識と経験の少なさ故に、とても難しいことだから。
かく言う自分も大学に通わせてもらったし、気の迷いで公務員を目指して試験勉強を頑張ったし。
う~ん……さすがに厳しいでしょうね。
実社会に出た経験が無ければ、『学校と家庭の常識が世界の常識』みたいなところはありますから。
まあ、大学に通った自分だから言う権利はあるだろうけれど。
特定の資格を取得したり、研究者になることを目指したりしていないのであれば、大学に進学する人は頭が悪いからね。
『自分のやりたいことが明確な人』や『目標が無くても頭の良い人』は、就職するかフリーランスとして活動し始めるから。
へぇ、意外な意見ですね。
大学に進学できているのに、頭が悪いんですか。
『机の上のお勉強』が出来るってだけで、『自分で答えのない答えを考える能力』が鍛えられていないからね。所詮は、記憶力が物を言う試験をくぐり抜けられたに過ぎない。
『目標が無くても頭の良い人』なら、この先の時代に求められる技能を先読みしたうえで、技能が鍛えられそうな企業に就職することを選んで、貯金に励むからね。
今の時代であれば、『プログラミング技能が身につくエンジニア職』や『動画編集の技能が身につく映像制作職』が狙い目。
より広範な実務能力を鍛えたいなら、いわゆるベンチャー企業を選ぶね。人が少ないから、色々な仕事を任せてもらえる。
言われてみれば、たしかに合理的な選択ですね。
貯金もあれば、もしも自分がやりたいことが見つかった時に、すぐに行動を起こしやすいですし。
そういうこと。
何も目的もなく大学に進学するような人は、『とりあえず進学して学歴をつけておこう勢』か『まだ社会に出たくないから、とりあえず進学しておこう勢』のどっちかだよ。
要するに、自分の頭で考えて生きていない。どちらにしろ、頭が悪い。
あ、あはは……。
どうしても小説家やラノベ作家を目指したいというのであれば、自分の見聞を広める自己投資に、お金を使った方がいいね。
たとえば、日本一周を目標にして、放浪の旅に出るとか。人生経験を豊かにすることは、作家としての引き出しを増やすことになるからね。
それに、旅する過程で色々な文化や職業を見聞きして回るうちに、自分が本当にやりたいことが見つかるかもしれない。
20 年に満たない人生経験で、自分の進路を選ぶということ自体に、無理がありますからね。
いったん外の世界に出て、色々と体験しておいた方がいいことは、間違いないですね。
そうそう。
何をキッカケにして小説家やラノベ作家になりたいと思い立ったのか知らないけれど、見聞を広めるために自己投資した方が、よっぽど創作活動の役に立つよ。
小説・ライトノベル専門学校に通って、多額のお金と数年間の時間を拘束される方が、はるかに不利な選択になるだろうさ。
なんと言うか……。
この記事もショウヘイさんも、小説・ライトノベル専門学校の関係者から、目の敵にされそうですね。
構わない構わない。時代に合わないことをやっているのは、向こうなんだし。
今の時代の大学なんて、頭の足りない人から大金を合法的に搾り取る集金装置みたいなもんなんだから。
それに、『小説・ライトノベルの現状』と『娯楽コンテンツ市場の移り変わり』を直視している人間なら、今さら「小説・ライトノベル専門学校がオススメです!」なんて、絶対に口にしない。記事に書かない。
『進路に悩む学生の人生なんて どうでもいいから、専門学校のアフィリエイト報酬が欲しい』って言うなら、話は別だけれど。
だから、この記事を書いたわけですか。
専門学校のアフィリエイト案件なんて、頼まれても取り組まないと。
そうだよ。
報酬なんざイラネッ。