どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。
ブログアシスタントのふーちゃんです。
個人的な感覚では、もう小説・ラノベはオワコンに片足を突っこんでいると感じています。
どうして小説・ラノベをオワコンと判断しているかについては、こちらの記事で詳しい理由を説明しています。
要するに、動画コンテンツやゲームコンテンツが強すぎて、小説やライトノベルでは太刀打ちできなくなるという話です。
今回の記事の趣旨は、「小説・ラノベがオワコンになるなら、この先、小説家とラノベ作家が文章で稼ぐ方法はあるのか」を明らかにすることですね。
たぶん、この記事も、小説やライトノベルの創作に関わる作家さんをどんよりとした気分にさせる内容になると思います。
記事の展開としては、前半に小説・ラノベであることを活かした稼ぎ方を取り上げます。
記事の後半では、小説・ラノベから離れて、文章を書くことで稼ぐ方法を取り上げます。
今の時代は、小説を書き続けることに投資価値はない
はじめに、小説の執筆について、私の個人的な意見を書きます。
きちんと現実を直視して、今後の生き方を考え直して欲しいからです。
私が個人ビジネスを学び始めた3~4年前から思っていることですが、小説の執筆そのものに、投資価値はありません。
今の若い人たちは、小説の執筆に時間を投じても、大した見返りは期待できないでしょうね。
ちなみに、上記の意見について、私を敵対視しても無駄ですよ。敵を見誤っているからです。
日本に限れば、あなた以外の1億数千万人の日本人の趣味趣向が真の敵です。
日本の世の中の流れが、小説・ラノベを不要として扱いつつあります。
大きな問題点は、小説に資産価値が無いことです。
資産価値とは、自分が何もしていなくても、お金を生み出してくれる度合いと思ってください。
直接的にお金を生み出さなくとも、お金を生み出すキッカケ(自動で集客できるなど)になるのなら、資産価値があると見なせます。
「いや、印税収入があるじゃん? あれって資産価値でしょ」と思うかもしれませんが、充分な印税収入を得られる立場にある人は、そもそもこの記事を読まないでしょう。
要するに、鳴かず飛ばずの作家にとっては、手持ちの小説・ラノベの資産価値なんて無に等しいでしょうって話です。
直接のお金を生まなくても、他のビジネスのキッカケになってくれれば良いのですが……残念ながら、小説・ラノベには期待できませんね。
『集客に使えるかどうか』が重要になるのですが、売れない小説・ラノベで Web 集客とか、ほぼ不可能ですからね。
検索エンジンからの流入を狙うにしても、タイトルや見出しの付け方に難があるので、検索結果の圏外に飛ばされる(誰からも見つけられない)のがオチです。
一般人よりも文章に書き慣れていることが、せめてもの救い……と言いたいのですが、これも大した強みになりませんね。
まったく文章を書かない人よりも、マシってくらいです。
のちほど詳しく紹介しますが、小説・ラノベの文章の書き方と記事としての文章の書き方は、かなり趣旨が異なります。
上記のことを踏まえたうえで、これから小説・ラノベあるいは文章を活かして稼ぐ方法を紹介していきます。
あわせて、その稼ぎ方の問題点も指摘していきます。
小説・ラノベを書いてお金を稼ぐ方法について
まずは、小説・ラノベを執筆することによって、お金を稼ぐ方法について紹介していきます。
PV 数に応じて報酬を支払ってくれる小説投稿サイトを利用する
最も堅実かつ稼ぎやすい方法は、広告収入を還元する仕組みを導入している小説投稿サイトを利用することでしょう。
具体的な投稿サイトとしては、カクヨム・ノベルバ・マグネット・アルファポリス・ノベルアップなどが挙げられます。
小説投稿サイト自体に集客力がありますし、無料で作品が公開されるので、ある程度の PV 数は見込めるでしょう。
自分で一から小説ブログを開設して、ブログ各所に Google アドセンス広告を掲載して……みたいなやり方よりも、はるかに利口ですね。
ただし、今後の時代において、娯楽コンテンツとしての小説・ラノベがお払い箱になることには変わりありません。
人気になるかどうかも分からない物語を書き続けて、せっせと小説投稿サイトで公開したところで、結果的に水の泡になります。
今から努力を続ける甲斐って、ありますかね? 私は無いと思います。
小説ブログを開設して、アフィリエイトで稼ぐ
小説を集客のためのコンテンツとして投稿して、ブログの各所に掲載する広告によって収益を狙うという稼ぎ方ですね。要するに、アフィリエイトです。
真面目に取り組んでいる人がどれほどいるか知りませんが、まったく稼げないと思いますね。
だって、すでに膨大な小説が投稿されている小説投稿サイトが軒を連ねているではないですか。
すでに実績のある先行者には勝てない。これは、ビジネスの基本です。
そもそも、小説ブログは、集客の面で難がありすぎます。記事タイトルや見出しで、 SEO (検索エンジン最適化)を実施できません。
検索エンジンからの流入は、絶望的でしょう。
「小説家は小説ブログを作って、広告収入を狙おう!」みたいに呼びかけている記事を見かけたことがあるでしょうが、あんなもの、信じない方がいいですよ。
お金を稼ぐことはできますが、ひと月に 1000 円も稼げませんからね。
その記事の中に、サーバー会社やドメイン会社の広告も貼ってあったら、完全なるアフィリエイト目的です。
あなたが実際に稼げるかどうかなど、まったく気にしていませんよ。
小説・ラノベを電子書籍として自己出版する
誰でも思いつきそうなので、電子書籍として小説・ラノベを自己出版する方法について取り上げます。
「出版社で取り扱ってもらえない(もらえなかった)から、電子書籍として販売して稼ごう!」
という腹づもりなのでしょうが……無理ですね。
出版社が取り扱ってくれないってことは、要するに商業価値が無いってことですよ。「あなたの作品は、有料で売るに値しない」と宣言されたようなものですよ。
そんな評価を受けている小説・ラノベを自己出版したところで、誰が有料で買ってくれるんですかね? しかも、無名の作家の作品に。
官能小説を電子書籍にするのであれば、まだ見込みはありそうですが……。
『 Kindle Unlimeted として無料販売して、閲覧ページ数に応じた報酬を狙う』という戦略なら分かりますが、いずれにせよ、たいした利益は見こめないでしょう。
せいぜい、子供の小遣い程度です。
文章を書くことでお金を稼ぐ方法について
今度は、小説・ラノベではなく、文章を書くことによってお金を稼ぐ方法について紹介していきます。
記事の作成をクラウドソーシングサイトなどで受注する
文章を書いてお金を稼ぐのであれば、最も堅実な方法は、クラウドソーシングサイトなどで記事の作成を受注することです。
自分の執筆能力を他人に提供することで、ほぼ確実に稼げます。
ただし、たとえ長年にわたって小説・ラノベを書いていたからといって、すぐに仕事を受注できるわけではありません。
また、何も実績の無い状態であれば、激安の文字単価でしか記事作成の仕事を受注できないでしょうね。具体的に言うと、文字単価 0.5 円以下です。
私は以前、2ヶ月ほどクラウドワークスで Web ライターの仕事を受注していました。 Web ライター系の人も集客したかったので、事実に即した良質な記事を書くために、実情を知りたかったからです。
このブログを見れば分かる通り、すでに 200 本以上の記事を書いた経験を持っています。しかも、記事の作成に必要な専門知識( SEO など)も持ち合わせています。
そんな私ですら、クラウドワークスを利用して稼げる1ヶ月の金額は、たった5万円前後でした。
その時のことは、 Web ライターの体験記事として、ブログに投稿しています。
より詳しい経緯や背景などを知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
私が受注していた記事の文字単価は1円前後なので、これまでに Web ライターとして活動していなかった人としては、そこそこ優遇された文字単価でしょう。
それでも、1ヶ月に稼げた金額は、たった5万円前後です。
それでは、これまでに記事めいた記事を書いたことの無い人は、いくらの文字単価なら記事の作成を受注できるでしょうか?
不慣れな記事作成に取り組んで、果たして、どれくらいの本数の記事を書き上げられるでしょうか?
おそらく、ひと月に3万円も稼げれば、上出来な方ですね。もちろん、専業に近い状態で取り組んで。
ちなみに、文章を書き慣れているからといって、記事の作成にも馴染みやすいだろう……という考えは甘いです。
記事における文章は、プログラミングコードのようなものです。特定の目的のために、無駄を削ぎ落として、理詰めで文章を構成することが求められます。
また、小説のような回りくどい表現方法は厳禁です。記事の読者が求めているものは、役に立つ情報だけです。技巧的な文章表現は、うっとうしいだけですね。
それと、記事に特有の文章の書き方も身につける必要があります。代表例は、検索エンジンの仕様を考慮する SEO ですね。
SEO について詳しく説明すると長くなるので、参考となる記事だけ載せておきます。将来的に Web ライターやブロガーを視野に入れるのであれば、読んでおいて損はありません。
Web ライターとして稼ぐためには、文字単価を上げてもらうことが必要です。避けて通ることは出来ません。
しかし、ライティング実績の無い Web ライターを高単価で雇ってくれるような発注者は、めったに現れません。
Web ライターとして、ある程度の額を稼げるようになるためには、最低でも半年の継続は必要です。おおむね、1年以上の継続は覚悟した方がいいですよ。
残念ながら、ビジネスの世界は、目に見える実績がすべてです。
他人に示せる実績の無い人は、地道な努力を1つ1つ積み重ねていくしかありません。
大量の記事を投稿して、アフィリエイトで稼ぐ
他人から記事の作成を受注せずに稼ぐとなると、ブログの各所に広告を掲載して収益を得る方法が主流ですね。いわゆるアフィリエイトです。
ただし、アフィリエイトで稼ぐことは、記事の作成を受注して稼ぐよりも、何十倍も難しいですね。下手したら、まったく稼げずに挫折します。
個人ビジネスに取り組んだ経験が無ければ分からないでしょうが、ビジネスにおいて、集客こそ最大の壁です。
アフィリエイトで稼ぐつもりなのであれば、自力で集客する必要があります。そのためには、検索ユーザーにとって有益な記事を何百本と書いて、ブログに投稿し続けれなければいけません。
しかも、ただ単に記事を書いているだけでは、まったく集客できません。あなた以外にも、同じ検索キーワードから集客しようとしている人たちと戦って、検索順位で勝たなければいけません。
検索順位で上位に表示される記事を書くためには、まずは徹底的に検索ユーザーの検索意図(何を知りたいのか)を調べる必要があります。
その後、必要となる情報を調べて、体系的にまとめて、分かりやすい記事の構成を練ったうえで、読みやすい文章を書き連ねていきます。
また、先ほども触れた SEO についても、詳しく学ばなければいけません。 SEO を無視した記事を書こうものなら、記事が検索結果に表示されなくなります。
アフィリエイトに限らず、個人で稼ぐためには、膨大な知識量と恐るべき努力量が求められます。
並の忍耐力しか持っていない人は、あまりにも先の見えない上り階段を前にして、程なく膝を屈します。そして、雇われて稼ぐことの安心感とありがたさを痛感します。
作家としてデビューしたことがある、あるいは作家を目指していた人の中で、有名なブロガーやアフィリエイターもいます。
あなたが文章を作成することに適性があるのであれば、まずは副業の1つとして、アフィリエイトに挑戦する価値はあります。
情報発信力が求められる現代では、アフィリエイトで稼げる知識と技術は、応用できる幅が広いです。
でも、そんな簡単に稼げる副業ではないので、少なくとも半年くらいは無報酬の作業を覚悟してください。
小説の執筆や記事の作成をスキルフリーマーケットに出品する
スキルフリーマーケットは、自分の持っている知識・技能を出品できる場所です。
スキルフリーマーケットの代表例は、ココナラですね。
小説の執筆や記事の作成に自信があるのであれば、ココナラに会員登録して、実際にサービスを出品してみるといいでしょう。
ただし、スキルフリーマーケットだからといって、簡単にサービスが売れると期待しないことをオススメします。
フリーマーケットに出品するということは、『他にも似たようなサービスを出品しているユーザーと戦って勝つ』ということです。
生半可な実力では、太刀打ちできませんね。
また、ココナラにはサービス評価制度が導入されているので、すでに多くの高評価が付いているサービスの方が非常に売れやすいです。
言い換えれば、これから新規出品する評価数ゼロのサービスは、めったに売れません。
今のココナラがどれだけ稼ぎにくいかについて説明するとなると、記事1本が書けてしまいます。
こちらの記事に、ココナラで売れない・稼げない原因などを詳しくまとめています。参考にしてください。
「ココナラで小説執筆や添削サービスを出品して稼ごう!」という記事を見かけたことがあるけれど、正直なところ、売れないんじゃないかと思います。
需要の少なさも原因ですが、現在のココナラは古参の出品者が有利すぎるので、今から参入しても稼ぎづらいからです。
期待しない方がいいですよ。
小説・ラノベを書き続けても潰しが利かない
以上の内容を読んでもらえれば分かる通り、小説・ラノベを書き続けても、潰しが利きません。将来の役に立つ要素が少なすぎます。
『文章を書く』という意味で親和性の高いであろう記事の作成ですら、充分に稼げるようになるまでに、数年単位の努力が求められます。
また、記事の作成に求められる知識と技術は、小説・ラノベの執筆とは方向性が異なります。どれだけ小説・ラノベを書き慣れていようと、そう簡単に転身できません。
今さら小説家・ラノベ作家を目指すこと、そして毎日のように小説を書き続けることの不毛さ……少しは実感できたでしょうか。
私には考えが理解できませんが、小説投稿サイトで熱心に投稿を続けている人たちは、とても危うい橋を渡っているように見えますね。
小説の執筆を断念してでも、私が個人ビジネスに励んだ理由の1つは、小説家・ラノベ作家の需要が無くなると予想できたからです。
今後ますます、動画媒体の娯楽コンテンツが盛んになっていきます。より臨場感を味わえる新世代のゲームも登場するでしょう。
そういった強烈な刺激を提供する娯楽を前にして、ほぼ文章のみの娯楽である小説・ラノベは、果たして勝ち残っていけるのでしょうか?
個人ビジネスに励んだもう1つの理由は、これからの時代は、情報を発信する能力が収入額に直結すると確信していたからです。
情報を発信する能力の高さは、すなわち求心力の高さです。より多くの人々を集められる人には、人の流れが生まれ、そしてお金が循環します。
極端な例は、 YouTube の生放送で見られる投げ銭です。特にゲーム実況者は、ただ楽しそうにゲームをプレイしている動画を流しているだけで、次から次へと投げ銭が送られます。
汗水を垂らして真面目に働いている人たちが、なんとも馬鹿みたいじゃないですか。
でも、それが現実です。今の世の中の流れです。
「小説・ラノベを書くな!」とは言いません。好きなように書いてください。
ただし、小説家やラノベ作家として生きていきたいのであれば、世の中の流れと正面衝突することは覚悟しておくべきです。
もちろん、単なる個人が世の中に勝てるわけが無いので、絶対に玉砕することも覚悟してください。
小説家・ラノベ作家を目指す人は危機感を持て!
そんなわけで、「小説家やライトノベル作家になっても、稼げる見込みなんてないし、他の分野に能力を活かせる機会も無いですよ」という記事でした。
……ショウヘイさん、本当に酷い記事を書きますよね。
小説家やライトノベル作家を目指して頑張ってきた作家志望さん、泣きますよ。
泣かせるつもりで書いているんだよ。
現実を直視せずに、自分の願望を垂れ流すような記事を書くよりもマシでしょ。
将来に見込みが無いと分かっているのであれば、そのことが分からない人に向けて、警告するのが先人の務めというものだよ。
誤った情報を流すよりは……良いかもしれませんね。
新人賞を開催するような出版関係者は、小説家やライトノベル作家を目指すことを否定する情報は、基本的に流さないからね。
出版関係者は、小説家やライトノベル作家が生み出す創作品で収入を得ているから、作家志望がいなくなると困るからね。
hoshimi さんの場合は、実際に出版した経験があるようだし、出版社内部の汚さを目にしたみたいだからね。
小説業界について、冷静な目で判断できるんだろうね。
小説家系ブロガーが小説やライトノベルの危機に触れない理由は、埋没費用のせいじゃないかな。
小説家やライトノベル作家を目指して、長年にわたって努力してきたから、今さら引くに引けないとか。
今までの自分の努力を否定することになるし。辛いでしょ。
認知バイアスってやつですね。
ショウヘイさんは、小説やライトノベルが廃れることについて、何か感慨は抱かないのですか?
これと言って無いかな。
自分の場合は、創作の根幹にある動機が『物語の創作』だから、表現方法は画像でも動画でも構わない。
文章を書くことも読むことも好きだけれど、小説やライトノベルについては、ただの表現方法の1つとしか捉えていないね。
文化として廃れたところで、一切の痛手は無いよ。
だから、小説やライトノベルの衰退についての話題でも、平然としていられるんですね。
そういうこと。
小説を書く作家である以前に、物語作家だからね。
人々が物語を必要とする限り、自分の存在意義は揺るがないよ。