どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。
ブログアシスタントのふーちゃんです。
ココナラにおけるサービス取引は、顔の見えない個人同士のやり取りです。しかも、お金が関わります。
現実と同じように、双方の認識に食い違いがあったり、相手が非常識であったりなどによって、トラブルが起こることは珍しくありません。
私自身、ココナラで 1500 件を超える取引をこなしてきたので、面倒なトラブルに何度も遭遇しています。
同じ人間なのか疑うようなクレーマーとチャットバトルしたことも、3回くらいありましたね。
そこで、私がココナラで積んできた膨大な取引経験を元にして、ココナラで取引トラブルを回避&解決するための方法をまとめてみます。
ココナラの出品者・購入者の双方に有益な記事にしたいので、前半(出品者向け)と後半(購入者向け)に分けて、それぞれのトラブル回避法&解決策を説明します。
ちなみに、ココナラでクレーマーに遭遇した時の対処法については、別の記事にまとめています。
ココナラ出品者は、こちらの記事も読むことをオススメします。
ココナラ購入者さんの中には、適当な理由をつけて、すでに納品されたサービスの取引キャンセルを持ちかけてくる悪質な人もいます。
イラスト系の出品者さんは、狙われやすいかもしれません。
ココナラ出品者向けのトラブル回避&解決策まとめ
ココナラでは、出品者が不利な立場に立たされることが多いです。必然的に、この記事の読者も、ココナラ出品者が多いでしょう。
それなので、最初にココナラ出品者向けのトラブル回避&解決策をまとめていきます。
ココナラの見積もり・カスタマイズ機能を使って、取引前に購入者の人間性を見極めよう!
ココナラで取引トラブルを回避する基本は、取引が始まる前の段階で、しっかりと購入者の人間性を見極めることです。
ココナラで取引が始まった後でも、ココナラ出品者側が取引キャンセルをおこなうことで、取引を強制終了することは可能です。
しかし、ココナラの取引キャンセルの多さは、納品完了率の低下につながります。悪くすれば、あなたのココナラ出品者ランクが降格してしまいます。
なるべく取引が始まる前段階で、購入者の人間性を見極めることが大切ですね。
ココナラの納品完了率と出品者ランクの関係については、こちらの記事に詳しくまとめています。参考にしてください。
あなたの出品しているサービス内容によりますが、購入者によって作業量が大きく変わるのでしたら、見積もり・カスタマイズ機能を絶対に使いましょう。
ココナラのサービス詳細編集ページにて、【見積もり・カスタマイズの受付】にチェックを入れてください。
【見積もり・カスタマイズの受付】にチェックがついていると、該当のサービス詳細ページでは、価格の下に【見積もり・カスタマイズの相談をする】というアイコンが表示されます。
ココナラ購入者が【見積もり・カスタマイズの相談をする】をクリックすると、このような見積もりページが表示されます。
ココナラ購入者が記入した見積もり内容は、ダイレクトメッセージとして、ココナラ出品者に届く仕組みです。
ココナラ購入者から見積もりメッセージを受け取った時は、次のことに注意すると、面倒な取引トラブルを回避しやすくなります。
- プロフィール設定の有無
- 自己紹介文の不幸話の有無
- 言葉遣いの丁寧さ
- 見積もり金額と依頼内容の難易度の釣り合い
注意点1:プロフィール設定の有無
ココナラ購入者のプロフィールでは、画像未設定(デフォルトアイコン)・自己紹介未記入・ユーザー名が不規則な英数字という特徴がそろっていたら、危険度は高いと思ってください。
上記の特徴は、サービス購入のためだけのアカウントか、あるいは悪意ある行為(納品物の横領やビジネス勧誘など)を目的にしている使い捨てアカウントに多く見られるものです。
みながみな、危険なココナラ購入者とは言いません。
ただし、きちんとプロフィール設定しているココナラ購入者と比べると、「警戒して損はない」と断言できます。
ちなみに、上記の特徴は、クラウドソーシングサイトの地雷クライアントにも当てはまるものです。
ランサーズの利用者向けに記事を書いているので、必要があれば、こちらも参考にしてください。
注意点2:自己紹介文の不幸話の有無
たとえプロフィールが設定されていても、自己紹介文に不幸話や精神病の罹患経験が記載されている場合は、警戒心を高めておいた方がいいですね。
自分の辛い過去について、共感や同情を求めたい気持ちは分かりますが……いかんせん、変人率が高すぎます。
私がココナラで遭遇したクレーマーは、プロフィールの自己紹介に、不幸話を載せていましたね。
辛い過去を経験したから変人になるのか……もしくは、もともと変人だから人間関係が上手くいかずに、辛いことを経験しやすいのか。
いずれにせよ、自己紹介に不幸話や精神病の罹患経験を載せているココナラ購入者については、関わらないことを強くオススメします。
差別的な意見になりますが、彼らには、どうも常識が通用しません。また、自己中心的な態度が強いので、メッセージ対応が非常に面倒でした。
注意点3:言葉遣いの丁寧さ
言うまでもなく、メッセージの言葉遣いが悪い人は、取引相手として ふさわしくありません。
即刻、ユーザーブロックしてください。
たとえ言葉遣いが丁寧であっても、言葉の言い回しに『こちらを格下に見ている』と感じた場合は、警戒心を高めてください。
人間の本音は、本人が意識できないちょっとした言動に表れます。言葉の言い回しにもまた、その人の人間性が表れやすいです。
たとえば、メッセージで「君は~~」と使われている場合は、格下に見られている場合が多いでしょう。
「君は~~」という言い回しは、同格あるいは目下の者に対して使います。取引相手には、基本的に使いません。
つまり、そのココナラ購入者は、無意識に「この出品者は、自分よりも格下だな」と思っているのでしょう。
他の言い回しであれば、「~~が欲しい?」という言い回しも、注意した方がいいですね。
「~~が欲しい?」という言い回しは、同格あるいは目下の者に対して使うものです。一般的には、取引相手に使ったら、失礼に当たります。
たとえ「~~が欲しいということでしょうか?」という丁寧な表現であっても、関係ありません。「欲しい」という言い回しが問題です。
注意点4:見積もり金額と依頼内容の難易度の釣り合い
ココナラ購入者が提示してきた見積もりについては、見積もり金額と依頼内容が釣り合わないようであれば、きちんと断りましょう。
見積もり金額が少し安いと感じる程度なら、あなたから希望の金額を提案してもいいでしょう。
しかし、あまりにも相場よりも安い場合は、労働力の買い叩きが狙われています。
どうせ、類似の出品者にも、同様の見積もりメッセージを送っているでしょう。遠慮なく切り捨ててください。
また、あなたの力量では完遂できない依頼内容の場合も、きちんと断るようにしましょう。
「頑張れば、たぶん出来るかな」という憶測で依頼を引き受けて、中途半端なサービスを納品する結果になってしまったら、低評価は避けられません。
あるいは、購入者から取引キャンセルを指示されて、無駄骨に終わるでしょう。
ココナラで取引が始まったら、常に取引キャンセルを視野に入れるべし
ココナラでサービスが購入されて、実際に取引が始まったら、ココナラ購入者の言動に気を払いましょう。
ちょっとでも「この購入者、なんか非常識だな」と感じるところがあったら、常に取引キャンセルを視野に入れてください。
取引は、対等な立場でおこなわれるものです。サービスの購入者と提供者の間には、上下関係はありません。
あなたが「この購入者、態度が気に食わないな」と判断したようでしたら、遠慮なく取引キャンセルしてください。情けは無用です。
ココナラで取引キャンセルする方法については、こちらの記事で説明しています。必要があれば、参考にしてください。
早い段階で取引に見切りをつけられれば、傷は浅くすみます。サービス提供についての無駄な労力を費やす度合いも、最小限に抑えられます。
また、正式な回答を送った後に、低評価をつけられる危険も無くなります。クレーマー気質の面倒な人ほど、他人に対する評価が厳しめです。
ココナラ購入者の言動で気をつけるべき主な点は、以下の通りです。
- サービス購入前の『見積もり・相談』を必須と記載していたにもかかわらず、いきなりサービスを購入する。
- サービス購入後、「はじめまして」や「よろしくお願いします」のように、取引開始の挨拶を言わない。
- 言葉遣いが馴れ馴れしい。あるいは、命令口調。
- サービス価格に見合わないほど、あれこれと要望が多い。
- 納品物の修正指示などが多すぎる。
- どこか常識とズレた発言が多い。
- 他人を誹謗中傷する発言が多い。
- 既読スルーが多い。メッセージを送っても、なかなか返信してこない。
もしも面倒なココナラ購入者と遭遇してしまった場合は、個人的には、放置戦略をオススメします。まともに相手にする必要はありません。
こちらの記事に、ココナラで悪質クレーマーに遭遇した時の対処法を載せています。参考にしてください。
ココナラの取引では、未払いサービスの納品は厳禁!
ココナラの取引は、サービス購入者の仮払い後に、取引が開始されます。その仕組み上、『サービス納品後に報酬が支払われない』という事態は起きません。
ただし、取引が始まった後、ココナラ購入者から追加された依頼については、話は別です。
たとえば、あなたがイラスト制作サービス(人物のバストアップ)を出品しているとしましょう。
とあるココナラ購入者は、あなたのサービスを 3000 円で購入しました。
取引が始まって しばらくすると、ココナラ購入者は「やっぱり背景も欲しいので、追加で描きこんでください」と注文してきました。
人物に背景がついていないと寂しいので、追加で描いてください。
あなたは、追加の報酬をもらえるのだったら、引き受けると答えます。
そして、ココナラ購入者は、その提案に同意しました。
背景こみの制作でしたら、バストアップ制作と合わせて、 8000 円でお引き受けします。
いかがでしょうか?
分かりました。それでお願いします。
ここまではいいのですが、まだ購入者が追加代金を支払っていないことに注意してください。仮払いされている金額は、バストアップ制作のサービスのみです。
もしも、あなたが進捗報告として『背景つきイラスト』をトークルームに載せようものなら、そこで購入者に持ち逃げされる危険があります。
つまり、背景分の制作費 5000 円が支払われなくなるということです。
ココナラで仕事を追加注文された時は、有料オプションを購入してもらうか、あるいはおひねりを支払ってもらったことを確認してから、追加分の仕事に取りかかってください。
ココナラ外の取引には、絶対に断ろう
ココナラ購入者から外部の連絡手段( Skype ・ LINE ・メールアドレスなど)を提示されて、ココナラ外で取引をおこなうことを持ちかけられた場合は、絶対に断りましょう。
ココナラの利用規約に違反することも問題ですが、購入者から納品物を持ち逃げされる危険性が極めて高いです。
依頼料の支払いにココナラが介入できないため、もしも購入者が音信不通になってしまったら、泣き寝入りするしかありません。
ココナラで理不尽な評価コメントを書かれたら、ココナラ運営に問い合わせるべし
あなたがココナラ出品者として誠実に取引をおこなったにもかかわらず、理不尽な理由によって、サービスに低評価をつけられることもあるでしょう。
そのような場合は、ココナラ運営に問い合わせて、該当の評価コメントを削除するように依頼してください。
ココナラの取引における評価コメントは、ココナラのガイドラインに違反する内容であれば、ココナラ運営に削除してもらえます。
ココナラのガイドラインに違反する内容とは、以下のような場合ですね。
- 評価コメントに、個人情報が書かれている。
- 評価コメントの内容と実際の取引の内容が一致しない。
- 評価コメントにて、トークルーム内のやり取りを暴露している。
- 評価コメントにて、サービス内容をネタバレしている(提供商品が情報の場合)
- 評価コメントがサービス内容に触れていない(出品者に対する悪口・サービス評価を下げることを目的とした妨害行為・デマの流布など)。
- 購入者がサービス内容を正しく理解していなかった。もしくは、『購入にあたってのお願い』を明らかに読んでいなかった。
ココナラのサービス評価を削除してもらう方法については、こちらの記事で説明しています。
私の実体験も載せているので、参考になるでしょう。
ココナラ購入者向けのトラブル回避&解決策まとめ
ココナラ購入者が直面する取引トラブルといえば、おそらく詐欺サービスを購入した場合が多いでしょう。
そこで、ココナラの詐欺サービス・詐欺ユーザーの見分け方や詐欺サービスを購入してしまった後の対処法を紹介します。
ココナラの詐欺サービス・詐欺ユーザーの見分け方
似たようなことはココナラの詐欺・悪質サービスを避ける7つの注意点という記事に詳しく書いているので、要点をまとめるだけにします。
【詐欺サービスの特徴】
- 楽して大金を稼げる方法
- 基本的には、他人の著作物を無断転載する行為を利用している。報酬を支払ってくれるサイトの利用規約に間違いなく違反しているので、収益没収やアカウント停止などが起こる。要するに、稼げない。
- ネットビジネス向けの自動化系ツール
- 他人の著作物を自動収集&改変するツールであったり、 FX やギャンブル系の自動売買ツールであったりする場合は、危険度は高い。たとえ高額であっても、報酬を支払う企業の仕様変更・規約強化などにより、使い物にならなくなる場合が多すぎる。
- サービス画像に、札束やブランド品の写真を使う
- 「これだけ稼げますよ」とアピールして、欲深な情報弱者を引っ掛けようという作戦。
【詐欺ユーザーの特徴】
- ココナラで本人確認していない。
- 何か後ろめたいことがあって、自分の身元をココナラ運営に明かしたくないのかもしれない。
- アカウントのプロフィールを作りこんでいない
- デフォルト画像・適当なユーザー名・自己紹介未設定の状態。詐欺サービスを販売することが目的の使い捨てアカウントなので、プロフィールを作りこむ必要がないのだろう。
- 出品サービス内容が不明瞭
- 詳しく書いてしまうと、ココナラ運営に通報されかねないような内容なのだろう。
ココナラで詐欺サービスを買ってしまったら、取引キャンセルをお願いしよう
基本中の基本ですが、自分が詐欺サービスを買ってしまったと感じたら、ココナラ出品者に取引キャンセルをお願いしましょう。
もちろん、サービスの問題点を明確に指摘することも お忘れなく。
ココナラで取引キャンセルする方法については、こちらの記事で詳しく説明しています。
ココナラ出品者が悪意なくサービスを出品していた場合は、これで話は片付くでしょう。
慌てて謝罪メッセージを送ってきて、取引キャンセルしてくれます。
もしも、ココナラ出品者が音信不通になったら、取引キャンセルリクエストを使ってください。
取引キャンセルリクエストを送った後に、ココナラ出品者が 24 時間以内に返信しなければ、自動的に取引キャンセルされます。
ココナラ出品者が「自分のサービスは詐欺じゃない!」と強情を張るようでしたら、ココナラ運営に問い合わせて、運営スタッフを介入させてください。
ココナラ運営に問い合わせる時は、まずはココナラの問い合わせページを開きましょう。
次に、お問い合わせの種類を【ユーザー間トラブル】【その他(サービスタイトル・対応に不満等】に設定します。
お問い合わせ内容には、該当のトークルーム URL と詐欺と判断した理由を必ず含めて、ココナラ運営による強制取引キャンセルをおこなうことを要請してください。
ココナラ出品者に正式な回答を送られてしまったら、3日以内にココナラ運営に問い合わせしよう
「うわ、詐欺サービスなのに、正式な回答を送られちゃった!」という事態になったら、すぐにココナラ運営に問い合わせてください。
ココナラ出品者が正式な回答を送った場合は、その時点から3日が経過してしまうと、取引が完了してしまいます。そうなった場合は、ココナラ運営に問い合わせしても、ほぼ対応してもらえないでしょう。
このブログを経由して、とあるココナラユーザーから、悪質なサービス(ヤフオクと Gmail を利用した、規約違反の自動売買手法)を買ってしまったことについて、相談メールをいただきました。
私は「ココナラ運営に問い合わせして、取引を強制キャンセルするように要請してみては?」と返信しました。
その相談者の後日談によると、すでに取引が完了してしまっていることを理由にして、ココナラ運営は取りあってくれなかったそうです。
ココナラ出品者から取引キャンセルしてもらった後の返金について
ココナラ出品者から取引キャンセルされるか、あるいはシステムによって自動キャンセルされると、サービス購入代金が返還されます。
なお、代金の返還方法は、支払い方法によって異なります。詳しくは、ココナラで取引キャンセル後の返金方法まとめをご覧ください。
ココナラについて執筆した 40 種類以上の記事をまとめたガイド記事です。
あなたが抱いているココナラについての悩みの大半は、このガイド記事によって解決するでしょう。
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