どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。
文字単価 1 円以上の記事作成の案件となってくると、 Web ライター自身で見出しを構成することも求められるようになります。
記事の見出し構成は、 SEO に大きく関わる重要なものです。どのように見出しを配置すればいいか、そしてどんな見出し文を書けばいいのかについて、悩むことが多いでしょう。
そこで、この記事では、記事の見出しのつけ方と見出し文の書き方について、それぞれの3つのコツ(計6つのコツ)を詳しく説明します。
読者にも SEO にも配慮した見出しを構成できる Web ライターは、クライアントにとって貴重な存在です。
継続案件を回したり、文字単価を引き上げたりなど、あなたを優遇して引き留めようとするクライアントも現れることでしょう。
なお、 SEO に配慮した記事作成の全手順については、こちらの記事にまとめました。
SEO について記事作成の流れを体系的に知りたい場合は、参考にしてください。
記事の見出しの役割とは
まずは、記事の見出しの役割から、理解を深めていきましょう。
記事の見出しとは、「その見出しの中に、どのような情報が載っているのか」を要約した文です。
記事の見出しは、読者がいち早く目的の情報を見つけられて、快適に記事を読めるようにするために存在します。
読者は、記事の見出しを眺めただけで、それぞれの見出しの本文で何が説明されているのか、ひと目で判断できます。
もしも、すべての見出しが目次として載っているのであれば、読者はすぐに「この記事は、自分が求める情報が載っているのかどうか」を判断できます。
記事の見出しと SEO の関係性とは
記事の見出しは、 SEO に関して、とても重要な要素です。
正しい形式で見出しが構成されていると、読者のみならず、 Google 検索エンジンにとっても、記事の内容を理解しやすくなるからです。
Google 検索エンジンが記事の内容を正しく理解できれば、当然ながら、より実態に近い評価を下せます。
つまり、良質な内容の記事であれば、順調に検索順位が上がっていくわけです。
記事の見出しのつけ方「 3 つのコツ」
実際に記事の見出しをつけていく時には、次の 3 つのコツに注意する必要があります。
- 記事の見出しは、入れ子のように構成する
- 情報の網羅性を上げる
- 記事の見出しを装飾目的に使わない
コツ 1 :記事の見出しは、入れ子のように構成する
記事の見出しを配置する時は、入れ子のように、「大きい物」が「次の小さい物」を内包する構造にしましょう。
分かりやすい具体例として、見出しの階層構造についての「ヘッタータグ」と「概念図」を並べてみました。
下の具体例のように、「より大きい概念・より広い概念」が「より小さい概念・より狭い概念」を内包するように、見出しの構造を整理しましょう。
<title> 動物 </title>
<h2> 哺乳類 </h2>
<h3> 犬 </h3>
<h3> 猫 </h3>
<h3> 猿 </h3>
<h2> 両生類 </h2>
<h2> 鳥類 </h2>
コツ 2 :情報の網羅性を上げる
あなたが記事を書く前に、 SEO を実施したいキーワードを元にして、サジェストキーワードや関連キーワードを調べたことでしょう。
検索ユーザーがどのような情報を求めているのか、おおむね把握しているはずです。
なるべく多くのサジェストキーワードや関連キーワードを取り上げて、より多くの見出しを作成することで、情報の網羅性を高めることを意識してください。
SEO において、情報の網羅性が重要視されています。多くの検索ユーザーの需要を満たせるので、記事としての価値が高いからです。
より多くの検索ユーザーを喜ばせられる記事は、検索結果の上位に表示されやすくなります。 Google 検索エンジンは、検索ユーザーの利便性を第一に考えて、検索順位を決定しているからです。
あなたが何かを調べている場面を想像してみてください。
たとえば、糖質制限ダイエットについて調べているとしましょう。
あなたのパソコン画面に映っている記事には、糖質制限ダイエットについての様々な情報が記載されています。
糖質制限ダイエットが痩せやすい生理学的な理由の説明から始まり、糖質制限ダイエットによって得られる健康メリット、推奨される 1 日の食事回数や食事量、低糖質で高栄養価の食品の具体例、避けるべき食品の具体例、低糖質料理のレシピ、糖質制限ダイエットに適した運動メニュー、糖質制限ダイエットをやり過ぎた場合の危険性・・・・・・など、知りたい情報の全てが詰まっています。
あなたにとって、ものすごく価値の高い記事だと感じませんか?
以上の理由から、サジェストキーワードや関連キーワードについての検索ユーザーの需要も満たせるように、たくさんの見出しを配置してください。
もちろん、見出し文には、サジェストキーワードや関連キーワードも入れるようにしましょう。
コツ 3 :記事の見出しを装飾目的に使わない
見出しは、読者の利便性を図るためにつけるものです。記事本文や画像ががならずセットになって使われます。
オシャレな箇条書きなどのように、単なる装飾目的で見出しを乱用しないように注意してください。
装飾目的の見出しとは、たとえば、次のような扱い方です。
記事の見た目は問題ないかもしれませんが、 HTML の書き方としては、ヘッダーの構造がグチャグチャになってしまいます。
Google 検索エンジンは、記事の HTML 情報を元にして、記事の内容を評価しています。ヘッダー構造がグチャグチャだと、 Google 検索エンジンにとって不可解な記事として判断されるため、評価が低くなる(=検索順位が下がる)危険があります。
なんだこりゃ ! ?
ヘッダータグの使い方がメチャクチャだな。
記事の内容が評価しづらいし・・・・・・たぶん、検索ユーザーにとっても見づらい体裁になっているだろうな。
記事の評価を下げて、検索結果の上位に表示されないようにしておこう。
それなので、記事の見出しを装飾目的で使わないようにしましょう。
箇条書きなどのように、本文の装飾が必要な場合は、専用の HTML タグを利用してください。
記事の見出し文の書き方「 3 つのコツ」
実際に記事の見出し文を書いていく時には、次の3つのコツを意識しましょう。
- 記事の見出し 1 つに付き、書くべき趣旨は 1 つだけ
- SEO キーワードを意識的に入れて、左詰めを心がける
- 見出し文は簡潔を心がけて、特徴を明確にする
コツ 1 :記事の見出し 1 つにつき、書くべき趣旨は 1 つだけ
記事に見出しをつける時は、書くべき趣旨を 1 つに絞るべきです。
記事の見出しとは、見出しに書かれている本文を要約したものです。
要約の趣旨が唯一つであり、記事本文が的確に趣旨を反映したものであれば、読者にとって理解しやすいものとなります。
たとえば、この見出しである【コツ 1 :記事の見出し 1 つにつき、書くべき趣旨は 1 つだけ】では、「記事の見出し 1 つにつき、書くべき趣旨は 1 つに絞りましょう」ということしか伝えていません。
もしも、見出しと関係のないこと・・・・・・「見出し文を簡潔に書きましょう」や「重要なキーワードは、なるべく左側に寄せましょう」という趣旨の本文も書いてしまったら、かなり ややこしくなりますよね?
読者の期待と反さないようにするためにも、見出し 1 つにつき、書くべき趣旨を 1 つに絞りましょう。
コツ 2 : SEO を実施したいキーワードを意識的に入れて、左詰めを心がける
Google 検索エンジンは、記事タイトルや見出しの文の中で、より左側にあるキーワードを重要であると見なす傾向にあります。
つまり、 SEO を考慮するなら、 SEO を実施したいキーワードほど、見出しの左側に寄せた方が良いということです。
たとえば、この記事の見出しであれば、 SEO を実施したいキーワードは「記事の見出し」・「見出しの書き方」「見出しのつけ方」です。
目次を見れば一目瞭然のように、 SEO を実施したいキーワードほど、見出し文の左側(最初)の方に書くようにしています。
コツ 3 :見出し文は簡潔にして、特徴を明確にする
記事の見出しは、どんな本文が書かれているのかについて、読者が把握しやすくするために書くものです。
読者のことを配慮するのであれば、記事の見出し文は簡潔に書いた方が良いですし、本文の売りとなる特徴を明確にしておいた方が親切ですね。
見出し文の目安としては、 25 文字以内に収めると、読者にとって分かりやすくなるでしょう。
場合にもよりますが、記事の見出し文は、あまり長くならないように注意してください。
まとめ
- 記事の見出しは、その見出しの本文に書かれている情報を要約したもの。
- 記事の見出しの存在意義は、読者がいち早く目的の情報を見つけられて、快適に記事を読めるようにするため。
- 記事の見出しは、記事タイトルと同じように、 SEO に関して重要な要素。
- 記事の見出しのつけ方のコツ 3 つ
- 記事の見出しは、入れ子のように構成する
- 情報の網羅性を上げる
- 記事の見出しを装飾目的に使わない
- 記事の見出し文の書き方のコツ 3 つ
- 記事の見出し 1 つに付き、書くべき趣旨は 1 つだけ
- SEO を実施したいキーワードを意識的に入れて、左詰めを心がける
- 見出し文は簡潔を心がけて、特徴を明確にする