在宅Webライターよりも稼ぎやすくて、どこにでもいる主婦や大学生でも「初月10万円」を狙える●●●という方法

Webライターの文字単価の相場&文字単価を上げる5つの交渉ポイント

ノートパソコンと貯金箱

 

どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ(@shohei_creator)です。

 

あなたがWebライターを始めようとしている、もしくはすでに何件か仕事を受注したことがあるのなら、必ず1度は「Webライターの文字単価って、いくらが適切な相場なんだろう?」と疑問に思ったことがあるでしょう。

私もWebライターの案件を受注し始めた頃、「自分に任された案件の文字単価は、本当に妥当な価格なのだろうか」と悩んでいました。

 

Webライターの文字単価は、本人の実績やスキルの高さ、クライアントの種類などによって変動します。しかし、適正な相場は決まっています。

 

適正な相場を知っておかなかったら、その無知につけこもうとする悪いクライアントの案件に引っかかってしまいかねません。

自分では「これくらいの文字単価が普通なんだ」と思いこんでいて、実は相場よりも安い価格でコキ使われていたと分かったら、時間の面でも気持ちの面でも、すごく損してしまいますよね。

 

そこで、この記事の前半では、文字単価の価格帯ごとに、Webライティング内容・求められるスキル・クライアントの種類を紹介します。

さらに、記事の後半では、Webライターとして大きな額を稼ぎたい人に向けて、文字単価を上げる交渉を成功させる5つのポイントを説明します。

 

Webライターは、文字単価が高ければ高いほど、短時間で大きな金額を稼げるようになります。

まずは適正な相場を知り、そして文字単価の交渉を繰り返していくことで、一般サラリーマン以上に稼げるWebライターになりましょう!

 

 


Webライターの報酬の計算方法

 

まずは、Webライターに支払われる報酬の計算方法について、確認しておきましょう。

Webライターに支払われる報酬は、主に文字単価あるいは記事単価によって決められています。

 

Webライターの文字単価とは

 

文字単価とは、記事に執筆する1文字あたりの価格です。

文字単価が1円であれば、合計3000文字の記事を書き上げることによって、3000円の報酬がクライアントから支払われます。

 

1文字あたりの報酬額が分かることから、「その記事作成の仕事が割に合うか合わないか」を判断するための基準として扱いやすいです。

 

 

文字単価が報酬基準のWebライター案件にひそむ罠

 

報酬の計算基準に文字単価を採用しているWebライター案件であっても、「文字を書けば書くほど報酬も増える」と早とちりしないでください。

 

たとえば、「文字単価は1円で、1記事2500文字以上が条件だけれど、報酬額は2500円で固定」という固定報酬式の場合もあるからです。

自分が頑張って3000文字を超える記事を仕上げても、支払われる報酬額は、2500円のままです。差分の500文字は、サービス労働に終わってしまいます。

0円

 

 

また、文字単価が報酬基準のWebライター案件に関わるときは、「文章の執筆以外に、どんなことが業務範囲に含まれているのか」を確認しましょう。

場合によっては、文章作成と関係ない面倒な作業も含まれていることもあります。

 

具体例は、記事に使う画像です。

「記事に5枚以上の画像を貼り付けてください」や「操作説明の画像には、画像編集で矢印と説明コメントもつけてください」という場合は、画像の調達・編集だけで、多くの時間を取られてしまいます。

ちょっと良さげな文字単価につられて仕事を任されたら、「実は文章の執筆以外の作業が大変で、結果的には割に合わなかった!」なんてことも起こりうるわけです。

パソコンの前に突っ伏す女性

 

 

Webライター案件の記事単価とは

 

記事単価とは、文字数や画像枚数に関係なく、1記事単位で報酬を計算する方法です。

 

記事単価を報酬基準としたWebライター案件は、プロのWebライターに対して個人的に依頼することが大半です。

初心者~中堅のWebライターでは、記事単価系のWebライター案件が回ってくることは、ほぼありません。クラウドソーシングサイトでも、そのような案件が掲載されることは稀です。

 

記事単価系のWebライター案件は、現地取材や識者インタビューが前提であることが一般的です。

また、記事に使用する画像は、自分で撮影することが求められることも多いです。

取材

 

 


Webライターの文字単価1円未満の案件

 

主婦や大学生のように「Webライティングと縁の薄い生活を送っていた人」は、ほぼ間違いなく、文字単価1円未満のWebライター案件から取り組むことになります。

 

また、Webライティングについて多少の経験を持っている人であっても、やはり文字単価1円未満の段階から取り組むことになります。

クラウドソーシングサイト(クラウドワークスやランサーズなど)で掲載されているWebライター案件の多くは、文字単価1円未満に該当するからです。

 

 

Webライティングの内容

 

文字単価1円未満のWebライター案件は、とにかく多種多様です。簡単なアンケート回答もあれば、それなりの作業量を要する記事の執筆もあります。

Webライティングのジャンルは、金融・投資・ギャンブル・転職・美容・健康・ダイエット・育児・旅行・副業・マナー・ファッション・インテリア・アウトドア・音楽・小説・漫画・アニメ・スピリチュアル・・・・・・など、こちらも多種多様です。

文字単価1円未満のWebライター案件例
  • 統計調査などのデータ入力
  • 身近な出来事に関するアンケート回答
  • 漫画・アニメ・映画を鑑賞した感想の執筆
  • 商品を使用したレビューの執筆
  • SNSから面白い話題の調査(バズっているツイート収集など)
  • 特定の出来事の体験談の執筆(脱毛や占いなど)
  • ブログ・アフィリエイトサイト・キュレーションサイトに投稿する記事の作成

 

 

Webライティング初心者が応募してくることを想定しているのか、Webライター案件のタイトルには、「初心者歓迎」や「主婦・学生も歓迎」といった表記が多く見受けられます。

初心者案件1初心者案件2

 

 

求められるWebライティングスキル

 

文字単価1円未満のWebライター案件は、基本的に高度なスキルは求められません。一般人よりも文章を書き慣れているようなら、とりあえず通用します。

クライアントは、安い文字単価で集まってくるWebライターの程度を知っています。過度な期待は持っていません。「普通に読める文章が書ければ充分、書き慣れている人が来ればラッキー」と考えていることでしょう。

 

たとえ一般人には馴染みのない記事作成のWebライター案件であったとしても、クライアントがライティングマニュアルを用意していることが常です。

記事の構成方法や投稿の手順などは、ライティングマニュアルに従っていれば、特に問題ありません。

記事作成について分からないことがあれば、クライアントに質問すれば、丁寧に対応してもらえます。

マニュアルつき案件

 

 

クライアントの種類

 

文字単価1円未満のWebライター案件を掲載しているクライアントは、個人アフィリエイターから企業まで、これまた多種多様です。

 

個人アフィリエイターについては、その文字単価の安さの割には、仕事に対する要求が多いように感じられます。

おそらく、はじめて記事作成を外注する個人アフィリエイターが多いからでしょう。適正なWebライター相場を把握していないため、自分の要求が報酬額に見合っていないことを自覚していないと考えられます。

それに対して、記事の外注に慣れている企業系クライアントは、そこまで無茶な要求はしてきません。文字単価が安いことを自覚しているからでしょう。

 

記事作成のWebライター案件の場合は、文字単価0.3円を下回るような超低単価案件については、地雷クライアントの確率がグッと跳ね上がります。Webライターを安い価格でコキ使ってやろうと考えている輩が多いからでしょう。

この手の地雷クライアントを見分ける方法は、割と簡単です。

とりあえず、プロフィール画像と自己紹介が未設定で、かつ本人確認していないクライアントは、地雷クライアントと思っておいて間違いないですね。

地雷クライアント

 

 

クラウドソーシングサイトの地雷クライアントの見分け方は、こちらの記事に詳しくまとめています。参考にしてください。

虫目眼を持つ女性

ランサーズの地雷クライアントを見分けるための8つの注意点

2019年2月5日

 

 

Webライターの文字単価1円~2円未満の案件

 

文字単価1円~2円未満のWebライター案件となると、基本的に記事作成となります。

Webライターとして踏み出した人は、文字単価1~2円の継続案件を3つほど抱えることが、1つの目標となるでしょう。

 

クラウドソーシングサイトを利用して月収20万円を超えたいのであれば、システム利用料を考慮して、文字単価1.5円以上のWebライティング案件を獲得することを目指しましょう。

 

 

Webライティングの内容

 

クライアントから依頼される記事作成のジャンルは、文字単価1円未満の場合と、それほど変わりません。

傾向としては、金融・美容・医療のような「少し情報収集しないと書けないジャンル」が多くなってきて、その代わりに漫画やアニメのような「一般人でも苦なく書けるジャンル」は減ってきます。

文字単価1円~2円の案件1文字単価1円~2円の案件2

 

 

求められるWebライティングスキル

 

記事の作成については、読みやすい文章が書けることが必須になります。

読みにくい文章を書こうものなら、クライアントからダメ出しを食らって、何度でも書き直させられます。

 

さらに、SEOの知識も求められるようになります。

SEOとは

SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称です。

具体的な手法としては、記事タイトルや見出しに対策したいキーワード(例:「ライター 文字単価」など」を含めたり、文章の趣旨が変わるごとに適切な見出しをつけたり、関連する情報を多く追加して網羅性を高くしたりなどが挙げられます。

SEOは、Googleのクローラー(Webサイトの情報を収集するロボット)に対して、記事の内容が分かりやすいように体裁を整えることで、記事の質が正当に評価されやすくなることが目的です。高評価された記事ほど、検索結果の上位(1位~3位)に表示されやすくなります。

ちなみに、巷では「SEO対策」と表記されることが多いですが、「検索エンジン最適化対策」となるので、用法としては誤りです。「検索エンジン最適化が施された競合コンテンツに対する対策」という意味なら、まあ・・・・・・分からなくもない。

 

 

Webライターに求められるSEO対策の知識・テクニックについては、こちらの記事に詳しくまとめています。参考にしてください。

seo

Webライター初心者向け!SEO対策した記事の書き方を9ステップで解説

2019年5月12日

 

 

 

私が文字単価1円以上のWebライティング案件を受注した時は、以下の工程についても、自分1人で一貫しておこなっていました。

文字単価1円~2円未満のWebライラー案件の担当範囲
  • 対策キーワードを元にして、サジェストキーワード・関連キーワード・共起語の調査。
  • 調査したキーワードを元にして、想定する読者が求めている記事の内容を推測して、見出し案を作成。
  • SEOを意識しつつ、記事タイトルと見出しの内容を決定。
  • メタディスクリプションの作成。
  • カテゴリーとメタタグの設定。
  • 記事に使う画像の選定(フリー素材サイトから調達)。場合によっては、加工も施す。
  • コピペチェックツールにて、記事の一致率や連続文字数を確認。コピペ判定が高い場合は、問題のある文章を手直し。
  • WordPressなどの投稿専用ツールを使って、記事を納品(下書きで保存)。
  • 記事を公開する許可が下りた場合は、Google Search Consoleにて、記事をインデックス申請。

 

 

クライアントの種類

 

印象としては、予算に余裕のある企業系クライアントの方が多い気がしますね。

個人アフィリエイターのクライアントもいますが、たいていはアフィリエイト報酬の高い金融・投資・ギャンブル・美容・健康ジャンルのWeライター案件を掲載しています。

 

文字単価が1円以上になると、きちんとしたビジネスマナーを身につけている礼儀正しいクライアントばかりになります。

メッセージをやりとりしていて、クライアントの対応にイラつかせられることは、ほぼありません。

ただし、やはり人間関係に違いないので、相性というものはあります。相性の悪いクライアントとは、関わっていてストレスを感じることも多いでしょう。

 

私自身、どうも口ぶりが合理的すぎて、堅苦しい印象を受けるクライアントと接した時は、少なからずストレスを感じていました。悪人ではないと思いますが、どうも人間としての温かみを感じなかったのです。

「もっと気楽で温かみのあるメッセージを交わしたい・・・・・・」と思い続けていたので、そのクライアントから継続依頼を申し込まれたときは、丁重にお断りしました。

断る

 

 

Webライターの文字単価2円~3円未満の案件

 

文字単価2円~3円未満のWebライター案件は、ある程度のWebライター実績の持ち主に対して、クライアント側から持ちかけられます。

クラウドソーシングサイトの公募としては、文字単価2円~3円未満のWebライター案件は、基本的に見かけません。

 

クライアント側からWebライター案件を持ちかけられる場合は、主に次の3通りですね。

クライアントからWebライター案件を持ちかけられる場合
  1. 以前に契約していたクライアントから、改めて記事の作成を依頼される。
  2. クラウドソーシングサイトの取引実績などを見て、「この人の実績なら依頼しても大丈夫だろう」と判断した新規クライアント。
  3. 個人運営しているブログ記事の質や検索順位の高さを見て、「この人の力量なら依頼しても大丈夫だろう」と判断した新規クライアント。

 

 

Webライティングの内容

 

Webライティングの基本的な内容は、文字単価1円~2円未満の場合と大差ありません。

 

記事ジャンルの傾向としては、誰でも記事を書きやすい漫画やアニメのようなエンタメ系のジャンルは、さらに少なくなります。

その代わり、医療系や介護系など、ある程度の専門知識を持っていなければ執筆できないジャンルが増えてきます。

 

 

求められるWebライティングスキル

 

Webライティングについても、文字単価1円~2円未満の場合と大差ありません。

ただし、見出しにサジェストキーワードや関連キーワードを多く含めたり、いくつかの共起語を30~60回は使ったりなど、よりSEOを意識した記事の作成が求められるようになります。

 

また、記事に載せる情報については、より正確性と信憑性の高さが求められるようになります。納品と一緒に、参照したサイトのURLも伝えることも多くなるでしょう。

情報の参照元は、公的機関サイトや企業サイトのように、運営元が明確に分かることが前提になります。情報の信憑性が担保されるからです。どこの誰が書いたともしれない個人運営サイトは、情報元として認められません。

 

WELQ問題が起きてからは、「人の生命」に関わる情報を取り扱う記事については、情報の正確性と信憑性が入念に確認されるようになりました。

厚生労働省が発表した一次情報か、あるいは専門の資格を持った人物が監修した記事でなければ、情報源として認められません。

WELQ問題とは

WELQとは、DeNAが運営していた健康・医療系キュレーションサイトです。

健康や医療に関する検索キーワードの多くで検索結果の上位に君臨していましたが、情報の正確性や信憑性を無視した記事が粗製濫造されていました。

極端な記事では、肩こりの原因の1つとして「幽霊が原因のことも?」という見出しがつけられていました

このような事態が起きた原因は、医療分野に疎い不特定多数のWebライターに記事を書かせたことです。

WELQの運営陣は、サイトにコンテンツを投下することばかりに専念していた(広告収入ばかり追求した)らしく、きちんと校閲がおこなわれていませんでした。

 

 

クライアントの種類

 

クライアントは、ほぼ企業系ばかりになります。

 

個人クライアントも少なからずいますが、アフィリエイト報酬の高い一部のジャンルに限られます。また、ある程度の規模を持ったサイトの運営主ばかりです。

 

 

Webライターの文字単価3円~5円未満の案件

 

文字単価3円~5円未満のWebライター案件については、クラウドソーシングサイトで案件が掲示されることはありません。

クライアント側から依頼を持ちかけられるか、あるいは規模の大きい企業サイトにて専属Webライターとして務めるか・・・・・・といった感じになってきます。

また、クラウドソーシングサイトで高い実績を収めている場合は、運営スタッフから案件を紹介されることもあります。

 

 

Webライティングの内容

 

単に記事を作成するだけでなく、さまざまな付加価値が求められます。

 

代表例は、インタビュー記事の作成です。

実店舗に出向いて店員から意見を聞いて回ったり、その道の専門家の元を訪れて質問に回答してもらったりなど、足も使って情報を収集する必要が出てきます。

 

記事の一種として、通販商品や情報商材を販売するためのランディングページ(商品についての情報や口コミなどが縦に長く連ねた1ページ)を執筆することもあります。

ランディングページについては、一般的な記事の書き方では通用しません。人の心を動かすための文章術(通称コピーライティング)を駆使します。

 

別の例としては、自分で記事の企画を立案することもあります。

キーワード検索ボリュームから狙うべきキーワードを選んだり、もしくは「こんな内容の記事があったら面白くてバズるかも!」といったアイデアを形にしたりなど、かなり自由度が高くなります。

 

 

求められるWebライティングスキル

 

インタビュー記事を手がけるのであれば、「他人に気持ちよく喋らせるスキル」も必要になります。

笑顔や明るい口調は基本です。インタビュー相手によりますが、まずはちょっとした雑談から始めて、話しやすい和やかな雰囲気を作ります。

あとは、事前に作成しておいた質問集を参考にしつつ、インタビュー相手が話したそうな話題を掘り下げてください。

よく分からない専門用語が出てきたら、より詳しい説明を求めます。最後はインタビュー内容を記事に起こすので、不明点は徹底的に解消しておかなければいけません。

記事に写真が必要になる場合は、自身で撮影できると好都合です。スマホのカメラでは不十分なので、今後の投資としても、自動補正機能を搭載したデジタル一眼レフカメラを購入することをオススメします。

 

通販商品や情報商材のランディングページを手がけるのであれば、コピーライティングについての専門書籍を購入して、基本となる知識から勉強してください。

私はコピーライターとして生きているわけではありませんが、ネットビジネスに取り組むうえで必要な知識だったので、いくつか専門書籍を購入して勉強してきました。

コピーライティング書籍

 

 

クライアントの種類

 

文字単価3円以上を支払うクライアントとなると、企業系クライアントばかりになります。

身元の分かる質の良いWebライターを厳選する必要があるので、Skypeを利用した面接をおこなうクライアントも多くなります。

 

 

Webライターの文字単価5円~10円未満の案件

 

文字単価5円~10円未満のWebライター案件は、かなりの実績と経験を積んだWebライターにのみ、話が回ってきます。

この価格帯の案件を依頼されるようになれば、名実ともにプロWebライターと呼べます。

 

Webライティングの内容・求められるWebライティングスキル・クライアントの種類については、文字単価3円~5円未満の場合と似たようなもとの考えて差し支えません、

 

 

 

Webライター初心者は、ひと月にどれぐらい稼げるのか

 

あなたがWebライターとして稼ごうと考えているか、もしくは実際に取り組み始めたのであれば、駆け出しのWebライターがひと月に稼げる報酬額が気になるのではないでしょうか。

 

私自身、クラウドワークスを利用して、文字単価0.9~1円(システム手数料を考慮すると、実質0.7~0.8円)の記事作成の案件に、2ヶ月ほど取り組んだことがあります。

すでにブログ運営などによってWebライティングスキルやSEOを身につけていましたが、クラウドワーカー無実績の状態から始めました。稼げる金額としては、かなり参考になるでしょう。

 

私の実体験によると、たとえ専業に近い状態であっても、月5万円を超えるか超えないかが実情でしたね。

ひと月目は、54,581円を稼ぎました。ふた月目は、45,721円を稼ぎました。おそらく、時給換算で500円以下ですね。

 

契約が途中終了したり、次の記事を依頼されるまでの待機時間が長かったりなどの理由もありましたが、「まあ、こんなもんだろうな」というのが正直な感想です。在宅Webライターの現状がよく分かりました。

クラウドワークスで在宅Webライターとして働いてみた体験談と報酬額については、こちらの記事に詳しくまとめています。

ノートパソコンを操作している女性

在宅Webライターは月5万円も稼げない?クラウドワークス体験談と報酬金額を公開

2019年5月14日

 

 

Webライター向けの書籍を読んでいると、「半年以内に月20万円を突破した!」みたいな実績を目にすることがありますが、おそらく、環境の恩恵が大きかったのではないか思います。

たとえば、「文字単価の高い時期(5年以上も前)に取り組んでいた」や「もともと金融機関や保険会社で働いていて、専門性が求められる高単価の案件を受注できた」といった場合です。

要するに、例外ですよ。

 

もともとWebライティングスキルを持っていて、さらにSEOについても学んでいた自分ですら、最初は文字単価1円前後の案件を受注するのが、やっとのこと。

たとえ専業に近い状態で取り組んだとしても、「次の記事を依頼されるまでのタイムラグ」や「唐突な契約終了」などによって、仕事が回らなくなることも頻繁に起きました。

 

あなたが在宅Webライターとして月収20万円を目指すのであれば、1年くらいの期間が必要になることを前提にした方がいいですね。

まずは地道に案件をこなしていって、受注実績を増やしつつ、継続案件を数多く確保してください。目先の報酬額は、脇に置いておきましょう。

 

継続案件に3ヶ月ほど取り組んだら、クライアントに対して、積極的に字単価の引き上げ交渉を持ちかけてください。

あなたが使える自由時間に限りがある以上、月収20万円を目指すのであれば、少しずつでも文字単価を上げることが必須になります。

 

どのようにして文字単価の交渉をおこなえば良いのかについて、この後に詳しく説明していきます。

 

 

 

Webライターの文字単価を上げる交渉の方法

 

Webライターとして効率よく稼ぐには、より高い文字単価のWebライター案件を受注する必要があります。

 

しかし、地道にWebライター案件をこなしていったからといって、自然に文字単価が上がることは、ほとんど起こりません。

 

クライアントにとっては、Webライター文字単価を上げることは、外注費用(コスト)が増えることを意味します。

外注費用を安く抑えるほど、その分だけ、クライアント側の利益が増えます。

コストダウン

 

 

何か理由(社内規定など)がない限りは、クライアント側がWebライターに文字単価の引き上げを提案するメリットはありません。

つまり、より高い文字単価でWebライター案件を引き受けたいなら、あなた自ら積極的にクライアントに交渉する必要があります

交渉

 

 

あなたの文字単価の引き上げ交渉に、クライアントが合意を示すとしたら、「新規にWebライターを雇うよりも、文字単価を上げてでも あなたを引き止めた方が得になる」と判断した場合です。

 

クライアントが文字単価の交渉を受けたとき、頭の中では、下の図のような天秤がグラグラと揺れています。

左右の皿に色々な要素を積んだ結果、天秤が【成功】の方に傾けば、あなたの文字単価を引き上げてもらえます。

天秤

 

 

Webライターの文字単価を上げてもらうための2つの条件

 

クライアントから文字単価を上げてもらうためには、次の2つの条件を満たしている必要があります。

文字単価の交渉を成功させるための条件
  1. 信頼関係ができている。
  2. あなたが有能なWebライターである。

 

 

条件1:信頼関係ができている

 

交渉の基本は、自分と相手の間に信頼関係を築き上げることです。

信頼関係がなければ、どんなに好条件を提示したとしても、相手はうなずこうとしません。それどころか、その好条件の陰にがあることを疑い出します。

 

信頼関係を構築する重要性は、実践の交渉術からも見て取れます。

FBI(アメリカ連邦捜査局)の人質解放交渉ユニットによって開発された「行動変容階段モデル」は、5つの段階によって構成されています。

「行動変容階段モデル」の3段階目には、相互信頼が位置づけられています。この段階を超えなければ、相手の心理に影響を与えられず、行動を変えられません。

行動変容階段モデル
  1. 1段階目:傾聴
  2. 2段階目:共感
  3. 3段階目:相互信頼
  4. 4段階目:影響
  5. 5段階目:行動変容
FBI行動変容階段モデル

 

 

すなわち、あなたとクライアントの間に信頼関係が築かれていなければ、文字単価の引き上げ交渉は、高確率で決裂するわけです。

 

クライアントに信頼してもらうための主な行動は、以下の通りです。

まずは地道なことを積み重ねて、信頼関係の構築に努めましょう。

クライアントから信頼される行動
  • ライティングマニュアルを熟読して、クライアントの意向に沿った記事を作る。
  • 読者の求める情報を調査して、SEOに効果的な見出しをつける。
  • 難読漢字や非常用漢字の使用を避けて、誰でも読みやすい文章を心がける。
  • 何度も遂行して、誤字・脱字・衍字を完全に無くす。クライアントに校正の手間をかけさせない。
  • クライアントの期待を上回る品質の記事を作り続ける。
  • 確実に納期を守って納品する。
  • 定められた納期よりも、前倒しで納品する。
  • どうしても納期に遅れそうになったら、事前にクライアントに連絡する。理由も正直に説明する。
  • 急ぎの案件を依頼しても、二つ返事で承諾して、素早く納品する。
  • クライアントからの業務連絡に気づき次第、すぐに返信する。どんなに遅くとも、24時間以内に返信する。
  • 記事の作成について疑問点があったら、すぐにクライアントに確認する。

 

 

条件2:あなたが有能なWebライターである

 

あなたが信頼の置ける人物であったとしても、Webライターとして取るに足らない能力しか持っていないのであれば、話は別です。

クライアントは、文字単価を引き上げる負担を背負ってまで、あなたを手元に残したいとは思いません。

文字単価を引き上げるのであれば、せめて「現在の文字単価で雇える一般Webライター」よりも、あなたが頭1つ抜けて優秀である必要があります。

 

 

ピンと来ないのであれば、たとえば、あなたが電化製品を買った時のことを思い出してください。

限られた予算の中で、「最も性能のいい電化製品」を選ぼうとしていませんでしたか?

 

記事の外注についても、要領は同じです。

クライアントにしてみれば、同じ外注費用を払うのであれば、より優秀なWebライターを雇いたいと考えています。

あなたが文字単価の引き上げを要求したとしても、提示された文字単価で より優秀なWebライターを雇えるのだとしたら、あなたとの契約を打ち切った方がクライアントにとってになります。

good bye

 

 

Webライターとして稼ぐ額を増やしたいのであれば、日ごろからライティングスキルを磨き、SEOについての理解を深め、一定以上の品質の記事を作り続け、定められた納期を厳守してください。

あなたが有能なWebライターに成長すればするほど、文字単価の交渉は上手くいくようになります。

勉強する女性

 

 

Webライターの文字単価を交渉しやすいクライアントの特徴

 

個人クライアント(一般のアフィリエイターなど)は、文字単価の交渉に応じてもらいやすい傾向にあります。

個人クライアントは、自分の仕事を自分で管理しています。予算の決定についても、己の裁量で自由に変えられます

だから、文字単価の交渉にも、柔軟に対応してもらえるわけです。

コワーキングスペースで作業する男性

 

 

たとえ企業クライアントであっても、中小規模の企業であれば、文字単価の交渉に応じてもらえる可能性が高いです。中小企業は記事の外注に関わる人が少数であるため、予算管理の権限を持っている人に話が通りやすいからです。

外注の担当者が予算管理も兼任していることもあり得ます。その場合であれば、なおさら話を進めやすくなります。

働くオフィスレディー

 

 

反対に、大企業のクライアントであるほど、文字単価の交渉は対応してもらいにくくなります。

企業に携わる人が増えれば増えるほど、業務を円滑に進行について、さまざまな規定が設けられるようになります。たいていの物事は、規定に従って進められます。

Webライターから受ける文字単価の交渉は、企業側からしてみれば、決して珍しいことではありません。文字単価の引き上げについて、すでにガイドラインを作成していることでしょう。その場合は、外注担当者の柔軟な対応は期待できません。

ノウハウ

 

 

Webライターの文字単価を上げる交渉のタイミング

 

クライアントに文字単価を上げる交渉を持ちかける時は、記事作成を継続依頼されてから3ヶ月目以降におこなうことをオススメします。

 

というのも、文字単価の交渉を成功させるためには、2つの条件として説明した通り、「依頼者から信頼されていること」と「自分が有能なWebライターであると知ってもらうこと」が必要になるからです。

文字単価の交渉を成功させるための条件
  1. 信頼関係ができている。
  2. あなたが有能なWebライターである。

 

 

記事作成の委託から1ヶ月目で、クライアントは、あなたがどのようなWebライターであるのか、おおよそ把握できます。

きちんと納期に間に合わせて記事を納品しており、業務連絡の返信も素早ければ、信頼できる人材と見なしてくれます。

また、作成する記事の文章が読みやすくて、さらにSEOにも配慮されているようであれば、Webライターとして有能であると判断します。

 

2ヶ月目も、これまで通りに誠実に依頼をこなしてくれて、かつ良質な記事を納品しているのであれば、「この人は誠実だし、Webライターとしての腕も確かだ!」という印象を深めます。

 

3ヶ月目であっても、あなたの業務態度が誠実なものであり、一定以上の品質の記事を納品していたとしましょう。

ここまで来れば、あなたに対するクライアントの評価は、揺るぎない確信に変わります。

グッド

 

 

以上のことから、クライアントに文字単価の交渉を持ちかける時は、記事作成を委託されてから3ヶ月目以降におこなった方がいいというわけです。

 

もっと早いタイミングを希望する場合は、せめて2ヶ月目まで待ちましょう。

焦ったところで、交渉が上手くいくわけではありません。信頼関係が構築できていなければ、交渉は決裂してしまいます。

 

 

Webライターの文字単価を上げるための5つのポイント

 

Webライターに対する文字単価の引き上げは、外注費用の増大を意味します。すなわち、クライアントがすることです。

クライアントにとって、文字単価の交渉を持ちかけられることは、可能であれば避けたい出来事であることを念頭においてください。

 

これから、Webライター文字単価を上げる交渉を成功させる5つのポイントを紹介します。

1つ1つのポイントに どのような意味があるのかも解説するので、しっかりと理解してください。

 

 

文字単価の交渉ポイント1:謙虚な態度で臨む

 

人間は、感情によって物事を決めます。その後、適当に理由をつけて、自分の判断を合理化します。

 

Webライターの文字単価の交渉において、クライアントから「人間としての反感」を抱かれたら、その時点で終わりです。

あなたがどれだけWebライターとして有能であり、これまでに納期を厳守していようと、クライアントが「あ、こいつは気に食わない」と感じたら、契約を打ち切られます。

クライアントは、あなたとの契約を打ち切った後に、色々と理由を作り出します。そして、自分の判断は合理的なものであったと思い込みます。

契約を打ち切った後付けの理由
  • 有能だけれど、どこか高飛車だった。のちのちに、面倒事を引き起こしたかもしれない。
  • こちらの立場に配慮していなかったから、上辺だけの誠実さだったのだろう。結局は、目の前のお金のことしか考えていないんだ。
  • 要求された文字単価なら、あの人よりも優秀なWebライターは、いくらでも集まってくる。契約を打ち切ったところで、痛くもかゆくもない。

 

 

それなので、クライアントに文字単価の引き上げをお願いするメッセージを送ると時は、なるべく謙虚な態度で臨むことが大切です。

「自分でも迷惑な提案であることは承知していますが、止むに止まれぬ事情があります。ご容赦ください」という体裁にしましょう。

ただし、へりくだりすぎた表現(慇懃無礼)は、クライアントに対して不快感を抱かせます。また、無意識に「相手は格下だ」と思わせてしまうので、注意してください。

 

文字単価の交渉メッセージの「切り出し」と「結び」は、次のような感じにするといいでしょう。

あなたとクライアントの間に友好的な雰囲気が生まれているなら、具体例のメッセージの文調は、もっと砕けた感じで大丈夫です。

文字単価の交渉メッセージの切り出し例

●●様。

いつも記事作成を発注してくださり、ありがとうございます。

このたび、記事作成の報酬について、ご相談したいことがあります。

私以外のWebライターの方々の対応でお忙しいと推察いたしますが、ご容赦ください。


(中略:文字単価の引き上げを希望する理由など)


●●様には、これまでに大変お世話になっております。親切で丁寧な対応をしてくださっていたので、今後も関係が続くことを望んでおります。

もしも報酬を上げていただければ、これまで以上に良質な記事づくりに勤めさせていただく所存です。なるべく優先的に時間を割り当てて、記事の作成本数も増やしていきたいと考えております。

●●様にも予算の都合があることでしょう。無理のない範囲で、私の申し出に対応していただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

 

 

文字単価の交渉ポイント2:具体的な金額と理由を書く

 

Webライターの文字単価の引き上げを交渉する時は、「具体的な金額」と「その金額を希望する詳細な理由」を伝えましょう。

 

人間の心理は、相手から何かお願いされるときに、具体的で正当な理由を言われると、「じゃあ、仕方ないな」と承諾したくなるように出来ています。

 

理由をつけることに、どれだけの強力な説得効果が備わっているか理解してもらうために、有名な実験を紹介しましょう。

心理学者エレン・ランガーは、「何かをお願いするとき、理由の有無によって、どれだけ承諾率が変わるのか」を調べるために、以下のような実験をおこないました。

エレン・ランガーの実験内容と実験結果

コピー機の前で順番待ちしている列の先頭に行って、次の3通りの言い方で、順番を譲ってくれるようにお願いします。

なお、コピー枚数が5枚の場合と20枚の場合(つまり、要求の難易度の違い)でも、結果がどのように変わるのか調べます。

  1. 要求だけ伝える:「すみません、5枚(20枚)のコピーを取りたいのですが、先にコピーを取らせてもらえませんか?」
  2. あいまいな理由も添える:「すみません、5枚(20枚)のコピーを取りたいのですが、コピーを取らなければいけないので、先にコピーを取らせてもらえませんか?」
  3. 具体的な理由も添える:「すみません、5枚(20枚)のコピーを取りたいのですが、急いでいるので、先にコピーを取らせてもらえませんか?」

【実験の結果】

簡単なお願いであれば、適当な理由をつけるだけでも、承諾率が劇的に上昇することが分かりました。

難しいお願いであれば、より具体的な理由を添えることで、承諾率が上昇することが分かりました。

  1. 要求だけ伝えた場合は、コピー5枚の承諾率は60%、コピー20枚の承諾率は24%。
  2. あいまいな理由も添えた場合は、コピー5枚の承諾率は93%、コピー20枚の承諾率は24%。
  3. 具体的な理由も添えた場合は、コピー5枚の承諾率94%は、コピー20枚の承諾率は42%。

 

 

エレン・ランガーの実験から分かる通り、あなたがクライアントに文字単価の引き上げを交渉するのであれば、希望単価だけでなく、その理由も伝えたが方が承諾率が確実に上がります

 

たとえば、あなたは専業Webライターとして、月収20万円を目指しているとしましょう。

2000文字の記事を1つ書き上げるために、次の工程を経る必要があるとします。

記事の納品までに必要な工程と時間
  1. 準備(1時間):キーワード調査・見出しの考案・執筆に必要な情報の収集
  2. 記事の作成(1時間30分):本文執筆・画像調達・タグの装飾など
  3. 仕上げと納品(30分):推敲・コピペチェック・依頼主に連絡して納品
補足

多くのWebサイトでは、Webライターの報酬額に触れるときに、【準備の段階】や【仕上げと納品の段階】が無視されています。

【準備の段階】は、最も重要です。ここで手を抜くと、読者の需要に沿っていないだけでなく、情報の質が悪くて密度もスカスカの記事しか出来ません。上位表示されない記事は、サイトの肥やし(率直にいえばゴミ)です。

自分が文章を打てる速度だけを考慮して、必要な文字単価を計算しないように注意しましょう。

 

 

つまり、合計3時間を要して、2000文字の記事を納品します。1日に9時間だけ働くとしても、6000文字分の記事しか書けません。

毎日のように記事を作成したとしても、ひと月の合計文字数は、約18万文字でしょう。月収20万円を達成するためには、少なくとも文字単価1.1円であること必要です。

 

クラウドソーシングサイトを経由して記事作成を受注しているなら、システム利用料も考慮しなければいけません。

一般的なクラウドソーシングサイトは、システム利用料が20%です。

月収20万円を目指すなら、名目上は25万円(システム利用料:5万円)を稼ぐ必要があります。つまり、少なくとも文字単価1.4円であることが必要です。

 

あなたがクラウドソーシングサイトを利用して月収20万円超えのWebライターを目指すのであれば、文字単価1.5円の案件を抱えることを目標にしてください。

 

前置きが長くなりましたが、これで文字単価の希望額と具体的な根拠が分かりましたね。

それでは、クライアントに送る交渉メッセージの具体例を載せます。

希望の文字単価と具体的な理由の例

私は専業のWebライターになることを目指していて、ひとまず月収20万円を目標としています。

ストップウォッチを使って計算してみたところ、2000文字の記事を1つ納品するまでに、3時間ほど掛かっています。おそらく、1日で3記事を作ることが限界なので、合計6000文字しか書けないと思われます。

ひと月で計算すると、約18万文字分の記事を作れることになります。

●●●(クラウドソーシングサイト名)のシステム利用料20%を考慮すると、名目上は25万円を稼がなければ、月収20万に到達しません。

それなので、少なくとも文字単価1.5円まで引き上げていただきくことを望んでおります。

 

 

なお、実際に交渉メッセージを送るときは、もっと文字単価を上乗せすることをオススメします。

たとえば、「月収25万円を目指しているから、システム利用料を考慮して、少なくとも文字単価1.8円は必要です」といった感じですね。

 

商売における価格交渉は、お互いに譲歩を繰り返した後に、「じゃあ、お互いに譲歩したから、この価格で手を打ちましょう」となります。

つまり、前提として、お互いの譲歩があるわけです。

 

クライアントからしてみれば、あなたが優れたWebライターであれば、手元に残しておくことを望みます。

しかし、Webライターの文字単価が安ければ安いほど、自分の利益が増えます。可能であれば、Webライターの要望に応えつつ、なるべく安い文字単価に設定したがります。

そこで「文字単価1.8円は難しいかもしれませんが、今後も●●様(あなた)には懇意にしていただけることを希望いたします。そこで、文字単価1.6円なら、いかがでしょうか?」と譲歩してくるわけです。

 

クライアントが負担を背負って譲歩してくれたのですから、あなたも譲歩して、文字単価1.6円で合意しましょう。

いずれにせよ、文字単価1.5円を超えているなら、あなたの本来の希望は満たされるわけですから。

 

この交渉テクニックは、ドア・イン・ザ・フェイスと呼ばれています。

イメージとしては「開いたドアに最初に頭を突っ込んで、譲歩する体裁を取って、結果的にドアの内側に足を残す感じ」でしょうか。

つまり、最初に大きな要求をふっかけます。その後、相手が譲歩して要求の引き下げを提案したら、自分も譲歩して提案に合意します。

すると、本来の要求が通りやすくなるというわけです。

ドアの隙間から顔を出す女性

 

 

文字単価の交渉ポイント3:バンドワゴン効果を活用する

 

あなたが多くのWebライター案件を抱えていて、その中でも報酬額が低い案件の文字単価を引き上げて欲しい場合に活用できます。

このテクニックは、バンドワゴン効果を応用したものです。

バンドワゴン効果とは

バンドワゴン効果とは、別名「勝ち馬効果」とも呼ばれます。

すでに多くの人々によって支持されている物事に対して、あなたも支持したくなる人間心理のことを意味します。

たとえば、通販サイトで多数の高評価を得ている商品ほど、さらに購入者が続出して、売り上げが伸びていきます。これは、多数から支持(高評価)されている商品に対して、あなたも支持の気持ちを抱きたくなるからです。

 

 

クライアントに文字単価の交渉を持ちかける時は、「自分が多数の他クライアントから記事作成を依頼されており、しかも相対的に高い文字単価を設定してもらっている」ということを明確に伝えます。

たとえば、次のようなメッセージを送るわけです。

バンドワゴン効果を利用した交渉例

●●様(クライアント名)を含めて、現在、私は5名のクライアントから記事作成を継続依頼されております。

他の4名のクライアント様からは、それぞれ文字単価1.5円・1.7円・2円・2.2円にて、報酬を支払っていただいております。

●●様には、以前より記事作成を依頼してきていただいており、とても感謝しております。ただ、仕事としてWebライター業をおこなっている以上、どうしても文字単価の高いクライアント様を優先して、記事作成に取り組まねばいけません。

私としましては、●●様との関係は、今後も続くことを望んでおります。そこで、せめて文字単価を1.5円まで引き上げていただけないでしょうか?

 

 

すると、交渉を持ちかけられたクライアントは、「このWebライターは、これほど多くの他クライアントから高評価されているのか。どのクライアントの文字単価も、自分が設定した文字単価よりも高い。もしかしたら、自分はこのWebライターを過小評価していたのかもしれない」と思います。

ここでバンドワゴン効果が働きます。クライアントは、あなたのWebライターとしての評価を上方修正します。

クライアントから継続依頼を希望してもらえれば、確実に文字単価1.5円以上に引き上げられます。

 

 

文字単価の交渉ポイント4:プロスペクト理論を活用する

 

バンドワゴン効果だけでも強力ですが、ここにプロスペクト理論を加えることで、さらに文字単価の引き上げ交渉が上手くいきます。

プロスペクト理論とは

プロスペクト理論とは、別名「損失回避性」とも呼ばれます。

人間は、新しく何かを手に入れることよりも、今ある何かを失うことの方に強い関心を抱きます。損失を回避しようと行動するわけです。

プロスペクト理論の元となった心理学者カーネマンの実験によると、「200万円の借金を抱えている」と想定させた被験者には、確実に100万円がもらえる選択肢Aよりも、一発逆転で借金が帳消しになる選択肢Bを選ぶ場合が多く見られました。

この理由は、「借金という損失状態」を回避することに対して、被験者の関心が強く向いたからと考えられています。

 

 

やり方としては、あなたが離れてしまうことで、「クライアント側に どのような損失が生じるのか想像できる文章」を盛り込むだけです。

たとえば、次のような文章を盛りこみます。

プロスペクト理論を利用した交渉例

もしも文字単価の引き上げに応じていただけないようでしたら、まことに残念なことではありますが、●●様(クライアント名)との契約は、次回の納品にて終了とさせてください。

今回の契約終了により、Webライターが不足するような場合は、心苦しくはありますが、クラウドソーシングサイトにて代わりのWebライターをお探してください。

 

 

文字単価の引き上げ交渉に応じなければ、クライアントは、あなたという優れたWebライターを失うことになります。

そのことを強調するために、あえて「●●様との契約は、次回の納品にて終了」と書きます。

 

また、新たなWebライターを探すことは、かなり面倒なこと(損失)です。

すぐに応募者は現れるでしょうが、ひとり一人の応募者の応募メッセージや過去の実績、適正の有無を判断するためには、多くの時間と手間が必要です。

応募者の中から特定の誰かを選び出したとしても、その人物が有能で誠実なWebライターであるかどうかは、実際に記事作成を任せてみないと分かりません。

新規に迎え入れたWebライターは、クライアントが望む記事の体裁が分からない状態です。最初は、要望通りにいかない記事が上がってきます。

ライティングマニュアルを何度も読んでもらい、繰り返し記事を作成させることを通して、徐々に感覚をつかませるしかありません。ある程度の指導と実践練習を要します。

それらのことも想像してもらうために、あえて「クラウドソーシングサイトにて代わりのWebライターをお探してください」といった文を書いておくわけですね。

 

 

文字単価の交渉ポイント5:クライアント側の明確なメリットを示す

 

交渉では、自分の価値の高さを示すことが大切です。しかし、交渉である以上、相手に何かしらのメリットがもたらされる必要があります。

 

一方が得して一方が損する「Win-Lose」の関係は、長続きしません。

フリーランスとして仕事を続けていくのであれば、長期的に仕事を依頼されることが好ましい状態です。つまり、両者が得する「Win-Win」の関係を築くことが重要です。

 

あなたが文字単価の引き上げをクライアントに要求するのであれば、それによって生じる明確なメリットも示しましょう。

 

たとえば、あなたが担当する業務範囲の拡大です。

今までは、記事の本文しか執筆していなかったとしましょう。その場合は、次に箇条書きした通り、他にも色々な業務を担当することを希望してください。

Webライターの業務範囲の拡大例
  • 対策キーワードについてのサジェストキーワード・関連キーワード・共起語を調べる。
  • さまざまなキーワードを元にして、想定される読者の需要を読み取り、見出しの構成案を提出する。
  • SEOを意識して、記事タイトルや見出しに使う言葉を決める。
  • SEOを意識して、網羅性の高い記事になるように情報を詰めこむ。
  • アイキャッチ画像やイメージ画像を選定する(フリー素材サイトなどから調達)。
  • ツールやアプリの操作方法を説明する場合などは、画面にスクリーンショットに矢印や文章を挿入して、より読者に分かりやすいように加工する。
  • WordPressのような記事投稿ツールの使い方をおぼえて、記事の納品が出来るようにする。
  • 見出しタグ(H2・H3など)や強調タグ(strongなど)といったHTMLタグを使って、記事の装飾をおこなう。
  • 自分でメタディスクリプションを書いたり、カテゴリーやメタタグを設定したりする。
  • コピペチェックツール(Copy Content Detectorなど)で作成した記事の一致率などを調べる。コピペ判定で問題が見られるようであれば、良好な状態になるまで改善する。
  • Google Search Consoleの使い方をおぼえて、納品した記事のインデックス申請までおこなう。

 

 

あるいは、より専門性の高いジャンルの記事作成を希望してもいいでしょう。

たとえば、金融系や保険系の記事は、ある程度の予備知識を持っているWebライターでなければ、手の出しづらいジャンルです。しかし、アフィリエイト報酬が高いこともあって、担当できるWebライターが不足しています。

こういった少し難易度の高いジャンルでも記事が書けるようになれば、あなたのWebライターとしての価値が上がります。クライアントにしても、多様なジャンルの記事を作成できるWebライターは、扱いやすくて重宝します。

 

 

最初から文字単価の高いWebライター案件に応募する

 

そもそも論ですが、最初から文字単価の高いWebライター案件に応募していけば、効率よく稼げます。

 

あなたがクラウドワークスを利用しているのであれば、文字単価が1円未満のWebライター案件は、徹底して無視してください。

私の場合は、安い文字単価で案件を掲載しているクライアントを見つけたら、片っ端から非表示にしています。検索の邪魔だからです。

クラウドワークスの非表示処理

 

 

あなたがランサーズを利用しているのであれば、案件一覧ページに左側にある【こだわり条件】の【文字単価から探す】にて、1円〜1.9円 ・2円〜2.9円 ・3円〜3.9円の3区分にチェックしておきましょう。

これで、Webライター案件の一覧ページから、文字単価1円未満の案件が表示されなくなります。

ランサーズのこだわり条件

 

 

もちろん、文字単価の高いWebライター案件は、Webライターに対する要求も高くなります。読みやすい文章を書けることが前提ですし、SEOの知識も必要です。自分で見出しも構成します。

場合によっては、WordPressのような投稿ツールを利用することも求められます。

 

私の場合であれば、クラウドソーシングサイトでWebライター業を始めた当初から、文字単価1円以上の案件を受注できました。クラウドソーシングサイトで取引実績ゼロでも、このブログ【ノマドクリエイターの執務室】をWebライティング実績として提示できたからです。

すでに200本近い数の記事を書いていましたし、検索順位で上位表示できている記事も多かったので、実績としては申し分ありませんでした。

クラウドソーシングサイトで「アンケート回答」や「商品の口コミ」のような案件をこなして取引実績を積んでいたWebライターよりも、よほど信用されていたことでしょう。

 

当たり前ですが、クラウドソーシングサイトにおける評価数が少なかったり、実績として提示できる成果物(記事や論文など)が無かったりする場合は、Webライターとして信用してもらえません。

たとえあなたが文章の執筆に慣れていたとしても、いったんは1円未満の安い案件を数多くこなして、取引実績を積むことを優先してください。同時に記事作成の実績も増えるので、高単価の案件に応募するときに、サンプル記事を提示できるようになります。

 

 

Webライター業界に限らず、ビジネスの世界は、目に見える実績が全てです。

目に見える実績の多い者のところには、どんどん案件が集まってきて、さらに実績を増やすキッカケとなります。それに対して、実績の無い者は信用されないので、案件が回ってこなくなり、実績を作れない状態が続きます。

 

あなたに記事作成の心得があるのなら、自分より下手な記事を作っているのにもかかわらず、有名なWebライターを数多く見かけることでしょう。

しかし、文句を言ったところで、何も始まりません。目に見える実績が無ければ、あなたがどれほどの腕前の持ち主なのか、外部の人間には分からないからです。

 

「急がば回れ」という言葉があるように、まずは地道に実績づくりから進めていきましょう。

いきなり高単価の案件に申し込むよりも、地道に安価の案件をこなして実績を積み上げた方が、結果的に高単価の案件も受注できるようになります。

 

 

 

まとめ

 

この記事の内容のまとめです。


まとめ
  • 文字単価1円未満のWebライティング案件は、ジャンルもクライアントも多種多様。Webライター初心者であれば、まずは文字単価1円未満のWebライティング案件を数多くこなして、ひたすら実績を積むべし。Webライターを安く買い叩こうと企む地雷クライアントも多いので、胡散臭い雰囲気を感じたら近づかないようん。
  • 文字単価1円~2円未満のWebライティング案件は、記事の作成が多くなってくる。ジャンルもクラアイントも多種多様。ただし、少し情報収集しなければ記事を書けない依頼が多くなってくる。
  • 文字単価2円~3円未満のWebライティング案件は、基本的にクライアント側から持ちかけられる。クラウドソーシングサイトで公募されることは、めったにない。記事の内容はSEOが重視され、さらに情報の正確性と信憑性の高さが求められる。
  • 文字単価3円以上のWebライティング案件は、取材・ランディングページ作成・独自企画の立案など、付加価値が求められるように。クライアントは大規模の企業が多くなり、仕事を受注するときにSkype面接が必要になってくる。
  • Webライターの文字単価を上げてもらうためには、次の2つの条件を満たしていることが必須になる。
    1. Webライターとクライアントの間に信頼関係が生できている
    2. Webライターとして有能である
  • 文字単価の交渉は、融通の利きやすい個人クライアントや小規模の企業クライアントの方が上手くいきやすい。
  • 文字単価を上げてもらうためには、次の5つの点に注意すること。
    1. 謙虚な態度で臨む
    2. 文字単価の具体的な金額と、その金額を希望する理由を添える
    3. 他の多くのクライアントからWebライティング案件を受注していることを伝える
    4. 自分がいなくなることによって、クライアント側に生じる損失を意識させる
    5. 自分の文字単価を引き上げてでも、クライアント側が継続依頼した方がいい明確なメリットを意識させる
  • 個人でブログを運営しているなど、すでにWebライターとしての実績を証明できる何かを持っているなら、最初から高単価のWebライティング案件に応募していこう。

 


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