どうも、ノマドクリエイターのショウヘイ( @shohei_creator )です。
ブログアシスタントのふーちゃんです。
今回の記事では、自費出版の費用を安くする 6 津方法を紹介します。
自費出版の費用を安くする 6 つ方法
自費出版の費用を安くする方法は、主に 6 つです。
これから、 1 つ 1 つの方法を紹介しますね。
方法 1 :オンデマンド印刷に対応した出版社を選ぶ
オンデマンド印刷は、実際に本の注文が入ってから、はじめて必要なページを印刷して製本するする方法です。オンデマンド( On Demand )は、「要求があり次第」を意味します。
一般的な自費出版サービスでは、まずは版を組んで、大量にページを印刷するオフセット印刷が使われています。多くの本を製本することが前提なので、自費出版の初期費用は高くなりがちです。
一方、オンデマンド印刷は、注文が入った時に、必要な分だけページを印刷して製本します。流通・販売用に在庫をそろえておく必要がないので、自費出版の初期費用が格段に安くなります。
本の 1 冊あたりの印刷費については、版を組んで大量にページを印刷するオフセット印刷の方が安くなります。
とはいえ、個人の信用で販売する自費出版は、本が売れないことが普通です。結果的には、オンデマンド印刷を選んで自費出版した方がお得になりますね。
オンデマンド印刷に対応している出版社はいくつかありますが、費用の安さを重視するなら、 MyISBN が突出しています。
初期費用は、なんと 4,980 円のみです。
オンデマンド印刷なので、 1 冊から自費出版できますよ。
1 冊から自費出版できる MyISBN の特徴と仕組みについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
方法 2 :自分で編集やデザインの工程を終わらせる(完全データ原稿を作る)
一般的な自費出版では、出版社に所属する編集者やデザイナーの手を借りつつ、原稿の完成を目指します。
編集者やデザイナーに協力してもらえば、あなたの文章力やデザイン技術が低くても、店頭で並べるに値する立派な本を作れます。しかし、編集者とデザイナーを頼る人件費が必要になるので、自費出版の費用が高くなってしまいます。
もしも、自力または知人の力を借りて完全データ原稿(すでに編集やデザイン作成が完了していて、すぐに印刷できる状態の原稿)を用意できれば、編集・デザインの工程の人件費を削減できまます。
あなたの知り合いに文章の執筆やデザイン制作が上手な人がいたら、その人に頼ってみるといいでしょう。
たとえ手間賃として報酬を払うことになったとしても、出版社に所属する編集者やデザイナーに頼るよりは、はるかに安上がりです。
パレードブックスの自費出版についての資料より、完全データ原稿で入稿した場合の費用を紹介します。
文芸書向きの本( 56 ページ)をソフトカバーにして、 300 冊だけ製本する場合は、 198,000 円の費用が必要です。
ちなみに、編集者とデザイナーの手を借りて、同様の製本をおこなった場合には、 374,500 円の費用が必要になります。
なんと、約 20 万円も費用が変わるんですよ!
方法 3 :編集とデザインの工程を内製化している出版社を選ぶ
自費出版の費用を安くするためには、編集やデザインといった工程を出版社で内製化(業務を自社の中で完結させること)していることが重要です。
たとえば、本の表紙のデザインを外部の企業に委託するとなると、委託金が必要になります。もちろん、あなたの自費出版の費用に委託金が算入されてしまいます。
しかし、編集やデザインを自社で完結できる出版社であれば、外部企業に対する委託金は発生しません。その分だけ、あなたの自費出版の費用が安くなります。
編集とデザインの工程を自社で内製化できている出版社としては、パレードブックスが挙げられます。
自費出版についての詳しい資料を無料で郵送してもらえるので、出版プランごとの価格も確認してみるといいですよ。
お手軽出版ドットコムも、編集とデザインを自社で内製化していますよ。
こちらの出版社も、自費出版についての詳しい資料を無料で郵送してもらえます。
方法 4 :製本の質を下げる(並製本を選ぶ)
自費出版の費用は、製本の質によっても変わります。
本の製本は、並製本(ソフトカバー)と上製本(ハードカバー)の 2 つに大別できます。
並製本とは、芯紙という硬い紙を表紙に使わず、チリ(表紙と本文紙の大きさの差)が存在しない本です。
具体例としては、小説のような文庫本が挙げられます。
製造工程や資材が簡略化されているので、製本の費用を安く抑えられます。
上製本とは、芯紙にボール紙のような硬い紙を使い、その上に表紙用紙を貼り付けた本です。
耐久性に優れていて、かつ重厚な印象を与えられます。記念本・専門書・学術論文など、権威性を与えたい本に向いています。
表紙と本文紙の大きさには差があり、表紙の方が大きいです。
並製本と上製本の費用を比べると、製造工程で手間がかかっている上製本の方が高額です。
並製本から上製本に切り替えると、たとえ 30 部という少ない出版でも、費用は 5 万円以上も変わってきます。
部数やページ数が多ければ、 30 万円以上も費用差が生まれます。
自費出版の費用を安く抑えたいなら、並製本を選びましょうね。
方法 5 :表紙カバーのデザインをテンプレートから選ぶ
自費出版の本につける表紙カバーのデザインは、『出版社が用意しているデザインテンプレートを選ぶ』か、あるいは『デザイナーによって完全オリジナルで制作してもらう』かの 2 択となります。
もちろん、自費出版の費用を安くしたいなら、デザインテンプレートを利用して表紙カバーを作る方を選びましょう。
お手軽出版ドットコムの自費出版についての資料によると、表紙カバーを含めた装丁のデザインをデザイナーに依頼する場合は、別途 35,000 円の費用が必要になります。
オリジナルのデザインにしたい場合でも、それほど複雑なデザインでないなら、知り合いまたはクラウドソーシングサイトのデザイナーを頼った方がお得ですね。
イラスト制作を依頼できるおすすめのサイトは、こちらの記事で詳しく説明しています。
安さを重視するなら、タノムノを利用するといいですよ。
方法 6 :オンライン書店だけで販売を展開する
自費出版した本は、出版社の流通・販売プランを利用すると、大型書店などの店頭に並べてもらうことも可能です。
文芸社の自費出版についての資料によると、文芸社が提携している紀伊國屋書店や三省堂書店にて、本を販売してもらえるようです。
ただし、実店舗に本を流通・販売してもらうとなると、それ相応の費用が必要になります。
たとえば、パレードブックスの場合は、 300 冊を委託配本(書店に並べてもらうために本を配ること)するために、 10 万円の費用が必要です。
お手軽出版ドットコムの場合は、 400 部を委託配本するために、 10 万円の費用が必要です。
どうしても自費出版した本を販売したいのであれば、まずは Amazon のようなオンライン書店にて、本を出品することをオススメします。
オンライン書店であれば、購入者からの注文が入ってから、はじめて配本がおこなわれます。実店舗の店頭で販売してもらう場合に比べると、はるかに安上がりです。
また、在庫を抱えずにオンデマンド印刷で販売する方式にすれば、さらに費用を安く抑えられます。印刷費を販売価格に含められるので、あなたが負担する印刷費を無料にできます。
たとえ大型書店の店頭で本を販売してもらったとしても、あなたの本が売れる保証はありません。
本が売れるかどうかは、本の中で取り扱っている題材やあなたの著者としての信用によって、大きく左右されます。
出版社の社員さんは、なるべく大きな利益を得ようとして、あなたに販売 PR 系の有料サービスの利用を推奨してくるかもしれません。
でも、宣伝や営業のための費用を回収できるほど売れる見込みはありません。基本的には、大赤字になるはずです。
あなたが自費出版に挑戦するつもりなら、まずは少部数だけ製本して、オンライン書店で販売することを試してみてください。
まずは『個人の信用で本を販売することの難易度』を肌で感じたうえで、部数を増やすかどうかなどを検討しましょう。